車には、マウントといわれるその部品を支えているベースがある
一般的にはエンジンマウント、ミッションマウント、デフマウントがある。
これられは、10万キロを目安にへたってくるので交換したほうがいい。
しかし、マウントを交換する人は少ない。なぜならば主だった致命傷にならないからである。
昔こんなことがあった。エルフのミッションマウントがへたってしまい、それが原因で
4WDのバキュームダイヤフラムに接触。4WDに入らなくなってしまった。
マウントが経たると、振動が大きくなる。よくわかるのが、直6エンジンの高級セダンだ。この手の車のタイミングベルトを交換する時期になると、エンジンが6気筒のくせに
異様に振動するのである。
エンジンマウントが切れている証拠だ。
もうブルンブルンと震えてしまう。せっかくの直6エンジンの静粛性も台無しだ。
マウント類の点検方法として、タイヤレバーでマウントを抑えてみる。そうすると、マウントが切れて振動している場合は、振動が少なくなるのである。
逆にちょっとこじってマウントに亀裂が入っていないかも点検する。
僕が推奨するのは、ミッションマウントはMT車であればクラッチOH時に一緒に交換することだ。
どのみち外すのである。工賃は同じだから交換してしまえば部品代だけですむ。
マニュアルであれば、ミッションマウントが行かれるとシフトが入りづらくなる。
クラッチOH時と一緒にマウントを交換するのはとても合理的なのである。
高級セダンであれば、エンジンマウントを交換する意義が大いにある。静粛性がますからだ。
この手のセダンは静粛性を売りにしているんだから、エンジンマウントの交換は本来の売りを取り戻すということなのだ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。