いろんなメディアですでに取り上げられていますけど、僕もちょっと書いてみたいと思いました。
それほど突っ込みどころの多いトラブルです。事の発端はアメリカでおきました。preneh24というユーザーネームの人が、テスラのモデルYを買いました。
その約1週間後にハンドルがもげてレッカーされていったのです。
テスラは走っていていきなりボンネットが開いたとか、いろいろなトラブルがネット上にあげられています。
その中でも走行中にハンドルが取れるなんて・・・。
ルパン三世じゃないんだから・・。と。ビックリです。
さらに追って調べると、ハンドルがもげた修理代をテスラから請求されているとオーナー。
そんな事ってあるのだろうか?
仮に、ハンドルが取れてしまったとしても普通は新車保証というものが存在するので、日本車なら100%修理代は発生しませんが・・。
テスラの保証形態はどうなってるんでしょうか・・自分が経験しているわけじゃないので真相はわかりかねますが。
ハンドルが外れるトラブルは意外にも存在する
実は、新車なのにハンドルが外れるというトラブル、起こりえます。
そんなばかな?と、思いますけど、最近でもダイハツ車でありました。
ステアリングホイールにおいて、ステアリングコラムとの取付け作業が不適切なため、走行中の操舵等の入力により、取付けナットが緩み、嵌合部にガタが発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ガタが大きくなり、最悪の場合、当該嵌合部が外れ、ハンドル操作ができなくなるおそれがある。
国土交通省HPより引用
このリコールは数年前に発生しました。
ぼくも実際にリコール該当車を点検しましたが、若干のガタツキがあった個体があります。
ハンドルを脱着したことがある人ならわかりますが、ハンドルってステアリングシャフトにたった1本のナットで締め付けられているだけなんです。
シャフトはテーパー形状になっているため、ネジを締めていけば例えネジが外れたとしてもスポッとは抜けにくいようになります。
とはいえ、ネジが緩んでハンドルにガタツキが出ているものは結合部分がすでに外れかかっているため、ネジが外れた瞬間にハンドルが外れます。
単純に締め付けトルクが弱かったとかそういうことになるんでしょうけど、走行中にハンドルが取れたら、さすがにルパン三世じゃないと対応できないですよね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。