ミッションブローの原因。
この画像は、ミッションブローしたミッションからのドレンボルトの画像。
3速が全く入らなくなってしまったもの。
レンタカーを基準にすると分かりやすいんですが、レンタカーって、車を貸して収益を上げる商売ですよね?
なので、レンタカーのメンテナンスって言うのは本当に良く出来ている。
スケジュールでメンテナンスが決まっていて、部品の寿命としては、なるべく長く使う。しかし点検は頻繁に行うと。
一般的なレンタカーのメンテナンスメニューにて、ミッションオイルの交換は
5年5万キロ。
5年5万キロを走破した時点で一度入れ替えなさいという指示です。
マニュアルトランスミッションの話になりますけど。5年5万キロでミッションオイルを交換していれば、トラブルの芽を摘んでおくことができる。
エンジンオイルと違って、ミッションオイルはさほど汚れませんが、人間によるシフト操作で、たまにはミスをする。
がりっと嫌な音を立ててしまうことがあるでしょう?
そうすると鉄粉がオイルの中に混ざっちゃう。それら鉄粉を磁石になっているドレンボルトで下にくっつけておく。
それと新規で入って来た人の車で15万キロミッションオイルを無交換だったいすづのエルフ。
これはミッションオイルを交換しないがためにブローしました。
症状としてはミッションがまったくかみ合わなくなってしまった。
載せ換えかOHするしか方法がないと。
ミッションオイルの交換は、ドレンボルトと注入口さえ見つかれば簡単。
先に注入口を緩めて、緩んだらドレンを外してオイルを抜く。
抜いたら、注入口よりあふれてくるまでオイルを入れる。
エンジンオイルよりも粘度が高いので、なかなかいれづらいけど
神経質になるところはないので、トライする価値があります。
ボクは普通の灯油のポンプでもいれたことがあります。(笑)
時間がかなりかかるけど、大丈夫。
新油をストーブなどで温めておいて、柔らかくしておくのがポイント。
ミッションオイル、ミッションはエンジンの次に高い部品です。
出来れば2万キロに1回ずつはミッションオイルを交換したほうがいいと思います。
僕は1万キロに1回交換しています。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。