ダイハツのミラです。
型式はL700というタイプのもの。運転席のパワーウインドウが動かないというので入庫。
原因を探ってみると、一発でわかりました。
パワーウインドウのメインスイッチが壊れています。
ご覧の通り、スイッチを押しても戻ってこない。逆に引っ張ったらそのままの状態でキープしている。
リターンが効いていない。パワーウインドウのスイッチが壊れるとよくある症状です。この症状で気をつけないといけないのは、知らない間にパワーウインドウスイッチがONになりっぱなしになっているのに気がつかないケース。
常にモーターをONしていると、パワーウインドウモーターに負荷がかかりっぱなしで焼きついてしまうことがある。
点検をしたらモーターは動くのでスイッチだけの交換で大丈夫。
交換は簡単です。スイッチの後部よりこじってやる。
ドアの内張りを剥がす必要はありません。出張でも簡単に交換が可能。
スイッチが外れたらカプラーを外します。
スイッチが外れた状態です。
新品のスイッチに付け替えます。純正だと高価なスイッチですが、今は社外品で安いものが出ています。
純正の半額以下ですね。
カプラーを繋いで今度は手前からドアの内張りにはめこみます。
後ろを最後にパチっとはめて終了。
メインスイッチを脱着すると、パワーウインドウのオートが効かなくなることがありますので再設定をお忘れなく。
再設定のやり方はガラスが閉まりきっている状態で、パワーウインドウスイッチを閉める方向へ数秒保持。
そしてガラスが開ききっている状態でパワーウインドウスイッチを開ける方向へ数秒保持。
大体がこれでOKです。
こういう部品は社外品でも全然いいと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。