ダイハツ ミラ L710V エンジンハンチングの原因

ダイハツ ミラです。
エンジンがハンチングを起こしてしまいました。
いろいろと調べていくと、スローが高くなっているので
ECUが燃料カットを行っているような感じです。

つまりECUが制御しないとどこまでも回転が上がるということなのかもしれない。
それが連続して起こるということ

c-log711-01
ダイハツミラ

エンジンハンチングが起こったので原因を調べていった。

このミラはEF-SEというSOHCのNAエンジン。
当然可変バルタイもついていません。

エンジンのアイドリング制御は、ISCが行っています。
普通のイメージするISCとは違い、

スロットルボディの側面に取り付けられていて、
ECUからの信号を元に、スロットルバルブを開閉してコントロールするタイプ。

いわゆるISCがスロットルに貫通してついていて
流入空気量を制御するタイプと違って、

アクセルワイヤーのひっかかる部分をISCが直に
伸び縮みしてスロットルバタフライを開けたり閉じたりするというモノ。

なので、エンジンハンチング時に有効であるキャブクリーナー噴射は意味がない。
ISC自体が空気通路になっているタイプは、

長く乗ってくるとハンチングを起こすことがあります。
それはスロットルにカーボンがたまってしまって空気を遮断してしまうため。
そのためECUは回転を上げようと頑張る。これが一つの例。
こういうISCはISCの故障を覚悟でキャブクリーナーを噴射すると、汚れが落ちて
エンジンが正常に戻るケースがあります。

今回のミラはまったくアイドリング制御のISCが違うタイプなので却下。

原因を探ってみる。ISC自体は正常。

そのほかに何がスローを上げなさいよと信号を出しているのかを調べていくとこれだった

c-log711-02
油圧パワステポンプ

c-log711-03
ここに配線が一本つながります。

この油圧パワステポンプから、スローをあげなさいよ
という信号がECUに常に送られてしまっている状態になっていた。

ハンドルを急に切ると、クランクシャフトから動力を得ているパワステポンプに
負担がかかる。当然動力を提供しているクランクシャフトにも負担がかかる。
だから急ハンドル時などにエンジン回転をあげなさいという信号をこのスイッチから

ECUに入力していると思われます。
プレッシャースイッチのようになっているのか、それとも機械的なスイッチなのかは
分解してないのでわかりませんが、これがよく壊れます。

このスイッチだけ簡単に取り外せそうだけど部品設定がありません。
すなわちパワステポンプASSYで交換しないと
エンジンハンチングは治りません。

リビルトでも2万円くらい。

と、ダイハツミラのエンジンハンチングの原因でした

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