最近みょーに多いハブベアリングの交換。
ガタがでてきているので交換しないと駄目。
ブレーキが最近鳴くなぁなんて人は一度チェックしてみてください。
ジャッキでフロントを持上げて、タイヤを上下にさすってみて
がたがたするようならベアリングが怪しいよ。
というわけで、本日はフロントハブベアリングを交換
いってみましょう。
ハブのベアリングを交換する際、絶対に必要になるのがプレス。
ハブとベアリングは圧入されているから
はめるときにプレスがないときつい。
今回作業したのは三菱のミニキャブという軽トラックです。
U42型ですが、これは特にプレスをつかわないでもいけたんだよね。
なので今回レポートします。
まずはナックル単体にするため、
タイロットとロワアーム、ストラットと切り離します。
当然ドライブシャフトも抜くのです。
ドライブシャフトが抜けたら、ハブをぬくんですが、
スライディングハンマーでがんがんとやってハブを引っこ抜いた状態が下
ハブのベアリングはオイルシールに挟まれて中に入っています。
ベアリングは2つ使っているものもあれば、1つしか使っていない車もあります。
このミニキャブは、ベアリングは片側2つつかっています。
ベアリングはインナー、アウター共に同じもの。
オイルシールもインナーアウター同じものでした。
まずは上の写真のように、オイルシールをこじって取ります。
まぁそんなご丁寧にやらなくても、裏側からベアリングを外側に向かって
ドライバーをあてがってハンマーでガンガンやると
オイルシールとベアリングが一緒に外れてきます。
ベアリングとオイルシールが抜けたら、図のようにベアリングのインナーレースだけが
ナックルの中にのこっています。
このインナーレースも取り外してやらないといけません。
同様に
インナーレースを外側に向かってドライバーをあてがってハンマーでがんがん
ぶったたくと抜けます。
インナーレースもぶったたいて外した図。これでナックルの中は何も入っていません。
図のように段差があります。ここまでベアリングを2つ打ち込んでやるわけです。
新しいインナーレースをせっとして、慎重に打ち込んでいきます。
インナーレースが2つともはまったら、ベアリングを入れて
オイルシールを打ち込みます。
圧入されていたハブはドライブシャフトにセットして、ドライブシャフトのネジを
締め込んでやれば自然に入りますよ。
これは手荒な方法ですが、簡単でした。
専用のプーラーが必要な場合やプレスが必要な車ももちろんあるので
参考までに
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。