お客さんから運転席のガラスが上がらないという相談を受けました。
車は三菱のミニカです。
この車、ガラスの上下に懐かしのクルクルハンドルを使っています。パワーウインドウじゃありません。
くるくるハンドルを回しても、ガラスが上がってこないというので修理しました。
外れてはいけないものが外れていた
とりあえず、ドアの内張を剥がして内部を確認しました。
レギュレーターがいけないのか、ガラスがいけないのか?
案の定、ガラスとレギュレーターが外れています。どちらがいけないのか?
こちらが外れていました。
これ、ガラス側に付いてくる台座です。この台座とガラスが外れてしまったため、レギュレーターだけ上下していたことになります。
外れてはいけない部分です。いろいろと想像すると、ウエザーストリップなどの抵抗も増えて、抜けた可能性もあります。
オーナーはお金をかけたくないということで、いろいろと調整しました。
まずこの台座をかしめて、きつくした上でガラスに嵌め込みました。
あまりきつくすると割れる可能性もあるので、まあまあギリギリのラインです。
あとはレールやウエザーストリップの抵抗をなくすために清掃給油。
レギュレーターと合体。
動作確認をすると大丈夫そうです。
車も古くなってくると、いろいろあります。
でもこういったアナログな機構だと、部品を換えなくてもなんとかなるところがいいですよね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。