三菱ミニカです。キー抜き忘れ警告音がたまに鳴らなくなるということで入庫してきました。
まずは症状を再現してみる。
キーを挿したままの状態でドアを開ける。通常だと鍵がささってますよーという
「ピーピーピー」
という警告音がなります。
が、これが鳴らない時があるという。とりあえず試すべし。ドアを開けてみる。
ピーピーピー
鳴る。
ドアを閉めて開けてみる
ピーピーピ
鳴る。
ドアを閉めて開けてみる
ピーピーピー
鳴る。
という動作を何度も繰り返してみたところ数回
ピーピッ・・・
ちょっと歯切れの悪い音が出た時があった。これですかな?
この手のトラブルとして定番なのがカーテシスイッチ。
物理的にドアで押すスイッチです。ドアを開けたら大体の車がついてます。
キーを挿したままドアを開けておく。 カーテシスイッチをその状態でノブの部分を揺すってみる。
すると
ピーピーピー
ピッ
・・・・・
犯人はこいつだ!カーテシスイッチが接触不良を起こしている。ちなみにボディにビス止めされてアースに落ちる仕組みです。
ネジを一度取り外して締め直してみたが症状は変わらない。アース不良ではなさそう。そもそもスイッチを覆っているゴムカバーがないし。
ちょっと斜めに押してみたりすると、ピーピー音がなくなる。
スイッチ不良で間違いないと断定。スイッチを注文しました。っていうか最初から カーテシスイッチで間違いないだろって先入観ありまくりでしたけどね。
ですが、すぐに結論は出しませんよ(笑)
きちんとテストして根拠を得てから注文します。じゃないと一発修理率は上がりませんしお客さんに迷惑がかかったりしますから。
スイッチの交換は簡単。プラスドライバー1本でOKです。
ビスを外すと引っ張り出せるスイッチ。
これが品番。ちなみに平成29年4月時点の価格で700円しなかった。安い。
カプラーを抜き変える時、配線を隙間に落とさないように。
簡単です。
ネジを締めたら終了。
交換後試してみたら音が途切れることはありませんでした。スイッチのノブをゆさゆさしてみても大丈夫。
ということで、ミニカのキー抜き忘れ警告音修理でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。