Categories: 外国車電装系

ミニクーパー ライトがつかない ライトスイッチ修理

ミニクーパーです。
いつも僕が担当している車で、
前回の車検でかなりいろいろな修理をしているので、
今回は殆ど大丈夫だと思ったら問題がチラホラと。

ヘッドライトをONにするとたまに点灯しない症状がでました。


ミニクーパー

ライトをONにしても点かないときがある。

実はこの車両は4年前の車検で、ライトにちょっとした仕掛けをしてあります。
それは何かというと、4年前の車検では、ヘッドライトの光量が足りなくて不適合になりました。

なので、ライトの光量を上げるために、配線にリレーをかませて、スターターからの電流を使ってヘッドライトを点灯させています。

4極のリレーを使って

ヘッドライトのスイッチをONにしたらリレーが作動するようにして、
リレーが作動したら、スターターのB端子からヘッドライトへ直に電流を流す措置をしてあります。

こうすることにより、大電流を一気にヘッドライトに流すという仕掛けで、
実際にヘッドライトの光量は100以下だったものが300以上まで上がり、無事に車検を合格しました。

スイッチをON、OFFしていると、たまにつかないことがある。
もしかしたらリレーが駄目になったのだろうか?


材料代をかけられなかったので、トヨタの4極リレーを使って製作。

リレーの接点が焼けてしまったのだろうか?

同僚に頼んでヘッドライトをON、OFFしてもらう。リレーはきちんと反応している。

ではちょっと考え方を変えて、ヘッドライトをスイッチONにしているのに、ライトがつかない状態に。

その状態で、リレーの接点の+に12V来ているかを確認すると着ていない。

持っていた、他の4極リレーに付け替えても症状は変わらない。
どうやらスイッチのほうが駄目になっているみたい。


赤丸がヘッドライトスイッチだ。点検するために取り外します


3極のスイッチ。一段階下へ下げるとスモール。もう一段階下に下げるとライトON。

上向き、下向きの切り替えはレバースイッチで行う


オーナーにはなにぶんお金をかけないで車検を取ってくれと常々頼まれている。

これは会社のほかの部署の先輩の車なのである。

何とかスイッチを分解して修理をすることにした


スイッチを分解したら笑ってしまうほどシンプルな構造。これは簡単に直せそうである


仕組みは簡単。スイッチを下に動かすと、接点が入れかわるだけ。

たまに点かなくなるという故障はもはや接点不良としか考えられない。
つまり接点が磨り減っているとうことだ。

これを直せばいいのだ


ライトスイッチを新品にしてしまえば話は簡単だ。

しかし、お金をかけないということと、スイッチの取り外し自体はとても簡単な作業だということで、
本当に使えなくなってからでも遅くない。

今回はスイッチを治すことにした。

方法は簡単。ハンダで接点に肉盛りをする。これだけ

接点にハンダを盛り付ける。スイッチを一度組み立てて、操作時にどのくらいの感触になったかを確認。

どうもスイッチが固くなってしまった。接点に肉盛りしすぎているということだ。

角をマイナスドライバーで面取りして調整。スイッチングがスムーズになったのを確認して取り付け

ライトスイッチのON、OFFを繰り返してもライトが点かないという症状はでなくなり完治しました。

ミニクーパーのライトスイッチ修理でした。

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