昨日ですが、国土交通省から緊急発表がありました。概要は以下の通りです。
○7日から9日頃にかけて、北日本から西日本の日本海側では平地も含めて、太平洋側では山地を中心に大雪となるところがあり、太平洋側の平地でも積雪するおそれがあります。
○7日は全国的に風が強まり、7日から8日にかけて北日本と東日本から西日本の日本海側を中心に非常に強い風が吹き、大荒れや猛ふぶき、海は大しけとなるおそれがあります。特に、東北地方の日本海側では7日夜に風が非常に強まる見込みです。
○大雪や暴風雪による立ち往生等に警戒が必要です。不要不急の外出は控えて下さい。
○やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着をお願いします。
○降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があります。広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどのご協力をお願いします。
○公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあります。
○最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動いただくようお願いします。国土交通省HPより引用
注意喚起とは違って、緊急発表となっていて、かなり緊迫した状況が見て取れます。
というのもやはり昨年の関越道における大雪の大渋滞があったからに他なりません。
7日から9日にかけての大雪ですが、かなりの大混乱になる可能性があるので注意点を書いてみます。
目次
駆動方式が4WD以外のものは要注意!
まず自分が乗っている車の駆動方式をご存知ですか?
雪国の車は多くが4WDです。何故高価な4WDが多いのかというと、雪が積もったり凍ったりするとスタッドレスタイヤを履いていても動けなくなることが多いから。
つまり雪国オーナーは最善を尽くしたうえで、乗っているということです。
雪に弱いのはFRです。FFやMRも積もってきたら駄目になります。
4WDで且つ、新品のスタッドレスタイヤを履いていれば大丈夫だと思う。それでも天災クラスの雪が降ったらだめですけどね。
2WDの車はスタッドレスの新品を履いていても注意です。
スタッドレスは新しくてプラットフォームが残ってるものを!
この前ツィッターにつぶやいたものですが、スタッドレスタイヤ代をケチって事故を起こしてしまうと、タイヤ代のおよそ3倍くらいの板金代がかかる。
3倍で済めばいいくらいですね。車って人命を乗せて走る乗り物で、その責任は運転手にかかってくるということを今一度考えてください。
自損事故ならいいんです。誰にも迷惑がかからないから。
人を巻き込んだ事故って最悪です。事故の仲裁に何度も入っていますが、大人の人間がこんなに感情むき出しで怒ってくるんだって。
大人になると言い争いってほとんどないじゃないですか?みんな我慢しているところもあります。こういった有事の時、すごくモンスターになる人が多いです。
自分が最善を尽くして事故に遭ったらあきらめもつきますが、つるつるのスタッドレスで事故を起こしたらそりゃ相手も納得しませんから。
そもそもつるつるのスタッドレスを履いていると法律違反になる
これは以前も書きました。
そもそもが雪道につるつるのスタッドレスを履いて走ることは法律違反になるということです。
雪道にスタッドレスタイヤ等を装着しないと普通車罰金6千円!対策しないと法令違反の事実
普通車で6千円の罰金になりますから。お気をつけてください。
多分前回関越道で大渋滞に巻き込まれた人は、危機管理能力が磨かれたのである程度の対策をしてくると思います。
自分は関係ないやって思ってる人は注意してください。雪道をなめていると下手したら人生棒に振ってしまいますからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。