僕は、会社に入るまで乗ったことがある車というのは家の車だけだった。
そのどれもが全てフロントにエンジンを積んだFFやFRだけだった。それが会社に入るといろいろな車を納車引き取りに出かける。その中にはミッドシップやリヤエンジンの車があったのだ。
この2つのエンジンレイアウトの車。実に興味深かった。
まず一つはフロントエンジンには無いトルク感というものが体感できたのだ。一番分かりやすいなぁと思ったのがスバルのサンバー。他のメーカーの軽トラックはローでしか上がれないような坂道を、同じ坂道をサンバーなら2速や3速であがっていける。これにはおどろいた。
やはり坂道はリヤ荷重になるため、後軸の真上にエンジンをレイアウトすると、上手い具合にトラクションがかかりやすいのだろう。
ミッドシップもいろいろと乗った。MR2やNSXを乗っているお客さんが居て、その後ろから聞こえてくるエンジン音というのはなんだか非現実的だった。これがミッドシップか。
とうきうきしてしまう。ただ整備性に関して言うと、やはりフロントエンジンのほうが整備しやすいシーンがたくさんあったかなぁと思う。障害になるものが少ないし、ボンネットが綺麗に上がるフロントエンジンのほうがエンジンに関して言うと整備がしやすい。
もし機会があれば、ミッドシップとリヤエンジンの車をそれぞれ乗ってみることをお勧めします。
なんだか非現実的な車で感激をすることになると思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。