月日が経つのは早いもので、うちの子供たちももうじき自動車免許が取得できる年代になってきました。
僕自身、高校1年の時に原付免許を取得。高校3年で車の免許を取ったわけですが、子供にも高校在学中に車の免許は取っておいたほうがいいよと言ってみました。
すると思いがけない返答が
「免許なんか別にいらないと思うんだけど・・」
彼にしてみたら、親が自動車整備士で日常生活の中に車という存在が当たり前のようにあったはず。一般家庭よりも影響力は強かったはずなのにいらないんだそうです。
その理由を聞いてみると
「運転は楽しそうじゃないし、人にぶつかったら一生終わっちゃうからいらない。」
こんな回答でした。うちの身内にも母方の兄と弟は免許を持っていませんでした。都会に住んでいたから、移動はもっぱら電車で事足りた。といえばそれまでです。
長野に住んでいれば、車は生活必需品です。ただ、彼の中で長野に住むという気持ちがないようで、電車でいいんじゃない?車はリスクのほうが大きい。という気持ちのほうが大きいらしい。
もはや考え方の違いと時代背景かなと。僕が学生の頃って、車の免許があればどこにでもいけるというワクワク感のほうが強かったです。誰よりも早く免許が欲しかったという気持ちが強かった。その当時はスポーツカーとかそういう類の車に乗りたいとかそういうものでもなく、純粋に車って移動する家みたいで便利だなーって思ってた。
そういう考えが自分の子供にないことがびっくりですね。
一番上の子なのですが、彼の中で車っていろんな思い出があるはずなんですけどね。それこそ幼少期はステップワゴンで遠出をしまくって、車中泊上等。そうかと思えばもう一台はカプチーノで父と子の2人の空間だった。
両極端な車で小さい頃を過ごしてきたはず。それなりに楽しい思い出だってあるはずなんですけどね。実際に自分が運転するということを考えると、ニュースで報道されてる踏み間違いやら何やらで人生が終わってしまうというイメージのほうが強い。
楽しさよりもマイナスイメージのほうが強いわけです。
まあ本人がいらないといえば、いらないんでしょうけどね。僕は社会人になってからも大型免許を取ったり、バイクの大型免許も取ったりしましたけど、働きながら免許を取るのってすごく大変です。
学生時代のようにまとまった時間が取れないため、1週間に1回か2回くらいしか乗れない。その感覚を維持するのが大変でした。
バイクの免許なんか勢いで試験まで行きたいですよね。だけど卒検まで1ヶ月くらい時間があいてしまうこともザラです。そこまで時間があいちゃうと、うまく乗れていたイメージもくそもなくなっちゃう。
試験に対するハードルが上がっちゃう。運転免許こそ密集した時間の中で一気に取ることをお勧めしたいです。中型のバイク免許を取った時は、逆に教習所が劇的に混んでいたため半年くらいかかりましたね。これもこれですごく大変でした。
車の免許一つとってみても、若い世代にこういった考え方があるんだなと身にしみて感じました。まさかそれが自分の子供ですからね。うーん。
反面教師ってよく言いますけど、親のようにはなりたくないなっていう気持ちの現れなのかもしれないですね。でも免許は取っておいたほうがいいけどな・・・。そのタイミングを逃すととても大変ですからね。
ちょっと考えさせられた1日でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。