先日車検で、タイミングベルトと一緒にウォーターポンプを交換しました。
今まで何十回とやったことのある3G83エンジンだ。中古車販売だったのだ。
いつものように組み上げて、いつものようにエンジンオイルを入れてクーラントを入れて、
エンジンを始動。エア抜きをある程度してエンジンをかけっぱなしにして
シャーシブラックを吹くというのがボクの恒例のやり方だ。
シャーシブラックを吹き終わる頃には、水温も上がってヒーターが利いてくるという寸法だ。
しかし、この車両に関して言えばヒーターの利きがイマイチだった。
水温計を見ても青表示のままである。エア抜きが上手くいかなかったのだろうか?
原因をあれこれと考えてみたが、この目盛りのない水温計ってやつは本当に役に立たん!と思った。
一体どのくらいまで水温が上がっているのかモニターが出来ないじゃないか!ということだ。
昔こんな話を聞いたことがあります。32GT-Rが発売になった頃、敏感に動く水温計が
故障じゃないのかという問い合わせがきたらしい。それに懲りたメーカーが鈍感なメーターにしたと。
外車などはちゃんと目盛りに温度までふっていて、アナログメーターだけれど大体何度くらいに
なっているかわかります。でも最近の水温計はコールドマークとヒートマークの2つのマークしかなくて、
どのくらい水温があがっているのかが分からない。
しょうがないのでOBDⅡを使って、現在水温をモニターすることにしました。外気温が寒くて
なかなか水温が上がらなかったというのが原因でしたが、あまりにもユーザーを馬鹿にしている気がする。
鈍感なメーターであれば、ある程度のことは表に出ないということなのだろうか?
それよりもきめ細かに動くメーターにしてもらったほうが、ユーザーも車にある程度の注意も払うだろう。
こういったところから車離れってはじめるんじゃないのかなんて思ったりもしました。
目盛りのない水温計はボクは反対だー。もし新車を買ったら後付けのメーターをつけてやるー。
とやり場のないイライラに襲われた1日でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。