マツダ3です。デザインや塗装がとてもかっこいい車です。お客さんにも何台か販売しましたが、どうやらこのフロントワイパーゴムの交換方法が特殊だという事なので、調べてみました。
そろそろ12ヶ月点検で入庫してくる時期になったマツダ3。言われてみればまだワイパーゴムを交換したことはありませんでした。
写真はデモカーのものしかないので、ワイパー周辺を撮影していませんが説明を進めていきます。
マツダ3に搭載されているフロント・ワイパアンド・ウォッシャ・システムは従来のものと何が違うのか?
機能としては以下のものを備えています。
・連続ワイパLO/HI機能
・オート・ストップ機能
・間欠ワイパ機能(オート・ワイパ・システム無車)
・オート・ワイパ機能(システム付車)
・ウォッシャ連動機能
これだけだと何がどうなのかわかりませんね。他のメーカーにも採用されていますが、オート・ワイパ機能というものを備えたモデルがあります。
オート・ワイパ機能というのは読んで字のごとく。オートモードにしておくと自動でワイパーが作動するシステムです。
どのように作動するのかというと、フロントガラスのカメラが雨を感知するとワイパーが動き出す仕組みになっています。雨を感知する感度はレベル調整ができます。
一般的なメンテナンスとして、ワイパーゴムの交換はDIYでも簡単にできるものです。
しかし、マツダ3の場合は普通にワイパーゴムを交換するとができません。
理由は、ワイパーがボンネットの下に潜り込んでいるため、停止状態でワイパーの脱着ができない為です。
マツダ3のワイパーゴムを交換する時は、サービスポジションまでワイパーを移動させないといけません。
ワイパーをサービスポジションへ移動させる方法は以下の通りです。
1、エンジンスイッチをONにする
2、エンジンスイッチをOFFにする
3、スイッチをOFF後に30秒以内にワイパースイッチをMISTの位置まで2回押す
これをすることでワイパーが自動的にサービスポジションまで移動します。サービスポジションへ移動したら、ワイパーアームを立ててワイパーブレードを取り外します。
ワイパーゴムの交換が終わったら初期位置に戻します。方法は以下の通り
1、ワイパーアームをガラスの上に戻す
2、エンジンスイッチをONにする
3、ワイパスイッチをMISTの位置まで1回押し上げる
以上です。
余談になりますが、車の進化が本当にとまらないなと実感してきています。
オートライトが出て、オートワイパ。今ではヘッドライトもLEDであれば、ハンドルと連動して一部LEDを消灯させるなど、きめ細かい制御を行っています。
プロパイロットやアイサイトに代表される運転支援システムも目白押しです。もうじき人の手を煩わせない移動手段として車が確立されていくんだろうなって。
自動車業界は大変換の時期に来ている!と本当に最近実感しています。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。