マツダ車が搭載しているアダプティブLEDヘッドライトというシステムがあります。
これが、思った以上にすごかったので紹介をしたいと思います。
近年、ヘッドライトは走行用ヘッドライトを点灯させることを国土交通省でも推奨してきましたね。
やはりロービームだと前方40m。ハイビームだと前方100m先まで照らすわけですからその差は歴然。当然ハイビームを多用したほうが歩行者などを夜間に発見しやすくなる。
ですが、対向車がいたりすると眩しいのでロービームに切り替えないといけない。これらの動作を各メーカーが競って自動で行うシステムを搭載してきています。
マツダのアダプティブLEDヘッドライトはどういうシステムなのか?
これはAI(人工知能)を持ったようなヘッドライトだ!といえばなんとなくわかりますか?
とにかく細かく車が照射位置を自動で変更してくれるのです。
ヘッドライトのハイビームに片側12個のLEDを配置しています。このLEDを自動でいろんなパターン別に切り分けて点灯させているのです。
ちょっと手っ取り早くマツダのHPから引用させていただきました。
凄いですよね。これを自動で制御するんですよ。
まさにヘッドライトにAI機能を持たせた!といってもいいんじゃないかな。
車についているカメラで前方の明かりを感知して、それぞれ適切な照射モードにしているわけですね。
今までヘッドライトはオート機能から始まり、自動でハイ・ローの切り替えくらいだと思っていたんですが新技術はあなどれませんね。
ちなみにこれだけ高性能なヘッドライトです。
ただLEDです。どこかが切れてしまったらバルブでの交換は無理です。
アウディなどは基盤で交換ができるそうですが、マツダの場合はとりあえずはヘッドライトアッセンブリー交換になるそうです。
片側13万円くらい値段がするとのこと。
うーん高いな。保証期間内に壊れちゃったらいいけど、保証が切れて壊れたら恐ろしいですね。
高性能な機能も壊れたら割高になっちゃいますからね。この前も車検で受け入れ検査をしていたんですが、ブレーキのハイマウントランプが切れていたんですよ。
ハイマウントランプはLEDでバルブの交換は無理。ASSY交換になるところだったんですが部品が間に合わない。
ということで引っ叩いて衝撃を与えたら点灯するようになったのでことなきを得ました(笑)
こういうリスクもありますが、新技術恐るべしなのでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。