今日ですが、整備の情報をチラホラと集めていたら、過去に出た修理について気になるものがありました。
それはタイミングチェーンの事。
古い整備情報ですが、マーチとキューブについて、オイルの管理でタイミングチェーンが伸びたとき保証延長を行っていたようです。
タイミングチェーンって、タイミングベルトと違って滅多に交換はしない部品です。
ベルトはゴム部品なので劣化して切れることがある。切れたらエンジンが壊れてしまうので、自動車メーカーは10万キロ目途に交換を推奨しています。
これがタイミングチェーンになると、明確な交換時期はありません。
ということは、不具合が起きるまで交換することはほぼない部品でもあります。
具体的にタイミングチェーンの不具合は何なのか?
分かりやすいのが2つあります。
1つは異音が発生するということ。そしてもう1つは伸びてしまうということ。
異音が発生するのも伸びてしまう事に通じるところがあります。チェーンが伸びると、ひどい話タイミングチェーンがタイミングケースに干渉してしまってることがあります。
こうなったら交換。
そして伸びることの弊害として、バルブタイミングがズレるという事があげられます。
バルタイがズレると排ガスが汚くなったりエンジンが不調になります。
ここでオイルとチェーンの話にもどります。
マーチとキューブにエンジンオイルの劣化によりチェーンが伸びて警告灯が点灯することがある。その時は保証修理をしますよというアナウンスがされていました。
修理対応期間はすでに終了していますが、オイルはまめに交換してくださいねということですね。
今のエンジンオイルグレードであるSNPlusはタイミングチェーンの摩耗を削減する添加剤がはいってて、通常のオイルに比べるとSNPlusのオイルはタイミングチェーンの耐磨耗が2倍になると銘打ってあるのです。
つまり、今も昔もエンジンオイル選びって重要だよねっていう事です。
タイミングチェーンを搭載してるエンジンはSNPlusのグレードを選んであげてください。もちろん指定粘度も守ってくださいね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。