なんでしょうか?
そーです。こいつは俗に言う
メインヒューズというものです。
このメインヒューズというものは、僕も一度痛い目にあっております。
こいつは読んで字のごとく、
メインなヒューズなわけですね。
こいつがとんでしまうと、エンジンがかけられなくなる、
ヒューズの親玉というわけです。
僕ががなぜ痛い目にあったのかというと、
何回かサイトでも書いたと思うけど、
僕が当時2代目の愛車として、FC3Sに乗っていました。
で、FCという車は
オルタネーターのベルトがとても弱いんですよ。
だから、チューニングが進むと、
排気ガスをクリーンにするエアポンプという装置をキャンセルして、
オルタネーターのベルトを2本がけにするという技を良く使うんです。
ロータリーは排ガスがかなり汚いので、
エアポンプをファンベルトで駆動して、触媒をたすけているというわけです。
このエアポンプにかけているベルトのところに
オルタネーターのプーリーをWプーリーにして
ベルトを2本かけて補強するというわけなんですよ。
オルタネーターをWプーリーにして
ベルトを2本掛けすると、車検には通りません。
ちゃんと車検時にはエアポンプにベルトをかけるようにしましょうね。
話がそれましたが、
その、オルタネーターのプーリーを換える時に、
オルタネーターを脱着するわけですよ。
で、当時オルタネーターを外すときは
先にバッテリーのマイナス端子を外しておかないといけないなんて
知らないもんだから
そのままオルタネーターを外そうとして、
B端子とボディーアースをショートさせてしまい、
メインヒューズを飛ばしてしまったんです
いや、かなりいい火花が飛びましたよ!
何かがショートしたっていうのはわかるんだけど、
オルタネーターを組みなおして、さてエンジンをかけようと思ったら、
何も反応しないんですよ。
車の電装品が何も反応しない。
まるで車にバッテリーがついていないような状態ね。
で、かたっぱしからヒューズをあさったら、
メインヒューズが飛んでいるのを確認して
車屋に走ったんですが、当然そんなヒューズはおいていません。
店員が個人的に持っていたのを強引に譲ってもらったという経験をしたことがあるんですよ。
FCにつかっているメインヒューズも2枚目と3枚目の画像の
100Aの青いやつ。
これはただ単にはまっているだけじゃなくて、ネジ止めして
取れないようになっております。
とにかく大電流が流れているところをショートさせると
このメインヒューズが飛びますね。
おそらくクラッチを交換しようとして、バッテリーのマイナス端子を外さないで
セルモーターをショートさせても
メインヒューズは飛ぶでしょう。
あとバッテリーをプラスマイナス反対につなげちゃうと
これも多分メインヒューズが飛ぶと予想できます。
電装品の点検はサーキットテスタです。
普通にしていれば問題ないんですが、
もし作業をしていてでかい火花がとんで、ショートしたなって思ったら
メインヒューズを疑ってください。
これはその辺のカーショップにおいてないので、ディーラーに走ったほうが
GETできますよ。
今回はメインヒューズについてでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。