オーバーヒートが起こる理由というのは、エンジンが適正に冷却されていないことにある。
オーバーヒートの原因は
電動ファンの故障
ラジエターの冷却不足
過負荷連続運転
ウオーターポンプのインペラが壊れて冷却水が回っていない
サーモスタット不良
と、大きな原因としてはたくさんあります。
しかし、こんな基本的な原因の場合もあります。
ラジエターの中が真っ赤になっていると
錆汁
緑のクーラントを使っているはずだが、真茶色
ラジエターの口から水道水をガンガン流し込んでみる
いくらやっても錆汁
これはクーラントを一度も換えたことのない車両がオーバーヒートにて入庫したときの
記録です。もう何度やっても錆汁しか出てこない。
水が錆で上手く廻らなくなってしまったということ。
クーラントには凍結防止のほかに防錆という役割を持っています。
凍結防止の役割は、2年交換しなくてもすぐになくなりはしませんが、
防錆という役割は2年ほど使うとなくなってしまいます。
なので車検ごとにクーラントを入れ替えないといけないということ。
それがある程度面倒くさくなってきたので、メーカーは
超寿命タイプのスーパークーラントを使うようになって来ました。
クーラントって、水冷エンジンなんですからとても大切なんですよね。
スーパークーラントを使っていても、使用期限はきちんと守ってくださいね。
使用期限が来たクーラントは交換しないとオーバーヒートの原因になります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。