ちょっと逆に驚いてしまいました。
ダイハツのタントに乗ってる人から相談を受けて、修理した件です。そのタントは1ヶ月前に車検を受けています。
約1ヶ月前に車検を受けたばかりなのに、エンジンがおかしいから見て欲しいとの依頼です。
入庫したタントをチェックすると、明らかに失火していました。
たまにエンジンが失火するようで、負荷をかけるとそこそこ頻繁にでます。コイルなのかプラグなのかを、判別するために失火気味の2番のプラグを3番へ。2番のコイルを1番と入れ替えました。
すると、3番が失火症状になったので、プラグが原因と断定。
走行6万キロオーバーで、純正装着のプラグ?
このプラグは在庫していたので、その場で修理が可能でした。
それにしても見てみるとなかなかの状況です。
デンソーのプラグが付いていて、電極は減っています。
そして、整備記録簿をめくって行ってみるとプラグを一度も交換していない・・・。
現在の走行距離は6万キロを超えています。イリジウムでもなんでもないプラグですが、一度も交換がされてない事に驚きました。
実に9年6万キロ無交換だったというわけですね。
普通のプラグなんだからせめて5万キロ位の時に交換して欲しかったですね。
1ヶ月前の車検の時は車検をいつもやってもらってる整備工場でお願いしたとのこと。その時プラグの交換は勧められなかったのか聞いたら覚えてないそうです。
整備の仕方って、人それぞれです。
僕は自分の中にある程度の基準を持ってやっていて、その基準を超えてるものは交換をさせてもらうよう相談します。
予算の都合で、修理を見合わせる場合はアドバイス欄に記載をしておきます。いわゆるニューサービスというやつですね。
車検の時に失火してなくても、見れば時間の問題なのは整備士ならわかるかなと。
伝票にコメントを残すとか、記録簿にアドバイスを記載するとかしておかないと、せっかく整備したのに不調になった。と信頼を失いかねませんからね。
なんで交換しなかったんだろう・・。リース車でも普通のプラグは5万キロで交換させてもらえますけどね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。