ユーザー車検で陸自に持っていく人も、
避けては通れないものがあります。
それは
ヘッドライトの光軸調整
MHOもユーザー車検で陸自に持ち込む際は
いつも格安の光軸調整屋さんに持っていって、ヘッドライトの光軸だけは調整してもらっています。
どんなに技術を持っていたとしても、光軸は
専用テスターがないと調整できないですからね。
そんなわけで、本日はライトの光軸について。
一口に光軸調整といっても、結構コツがいるんです。
我が社は陸自の指定工場の為、すべて検査もやります。
で、たまに検査アシスタントとして、検査員の親方に呼ばれることがありまして、
光軸の調整をやらせてもらったりしています。
ヘッドライトの形状によって、調整方法も変わります。
まずは
2灯
一般的なヘッドライトで、
HI LOの切り替えをひとつのライトで受け持っています。
180SXやFC、FDなんかそうね。
そして
4灯
これはヘッドライトが左右で合計4つありまして、
HIとLOを切り換えてそれぞれべつのヘッドライトが担当しています。
代表的な例は
S13シルビア。
S13のシルビアを、陸自でユーザー車検でもっていくと、
ライトの検査のときに、カバーをかけさせられて、計4回計測させられます。
そんなわけで、ヘッドライトの調整といっても
いろいろとあるわけですね。
2灯か4灯か?
それぞれに調整ネジがついているかいないか?
などなど。
数値的なことは理論的になるんで割愛します。
構造はどうなっているかというと
ばらしてみましょう。簡単に言えばデフみたいなギアが入ってるわけよ。
デフのピニオンギアとファイナルギアみたいなの。
ネジを回すことによって、ギア同士がかみ合って、
ヘッドライトを調整します。
このプラスチックのギアが結構よく磨耗するんですが、
これは部品ででるので安心を。
光軸の調整は難しいよ~。
あとトーの調整もなかなか難しいんだよ。
ヘッドライト光軸調整レンチなんていう道具もあるんですよ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。