電装系

ヘッドライトバルブの交換時期は?切れなくても、交換しないといけない場合と注意点

ヘッドライトバルブについて今日は書いてみたいと思います。

ヘッドライトバルブ、交換したことはありますか?交換した理由はなんでしょうか?単純に色が気に入らなかったり、流行りのLEDにしてみたかったり。

バルブが切れてしまったから交換した。などが主な原因だと思います。

球切れなどでバルブ交換をする以外に、交換する必要がある時ってどういう時か?

寿命が近くなったバルブは暗くなる

ヘッドライトバルブに限らず、ハロゲン球っていうのはフィラメントで発光させています。

ハロゲン球はその性質上、発熱します。バルブの交換をしたことがある人はわかると思いますが、点灯した直後のバルブって非常に熱いんです。

その為、使い込んでくるとガラス面が黒ずんできます。

新品が奇麗な透明なのに対し、切れそうなバルブってガラス面が焦げてくるようなイメージです。

するとどうなるか?いくら電球をつけたとしても、ガラス面が黒ずんでいるため光が遮られてしまう。つまり暗くなるんです。

これが面白いことに、まったく同じ電球に交換したとします。

メーカーも銘柄もワット数も同じなら、光量はかわらないと思いますよね?しかし、新品の方が明るいんです。

何故かというと、電球の表面が使い込んでくると焼けこげてくるから。それが光を遮ってしまうため、暗くなるんです。

これは僕は実証済みです。家で使っている軽トラックで、使い込んだハロゲンと新品のハロゲンでヘッドライトテスタで光量を点検しました。

数値は新品の方が2倍も明るかったんです。

本来はその2倍の数値が基本的な性能何でしょうけど、古くなるとどんどんと暗くなってしまうという理由がこれにあたります。

なので、例えヘッドライトバルブが切れてなくても、車検で光量が検査基準に満たない場合は交換を余儀なくされるのです。

バルブ交換は確実に行わないと車両火災になる

ヘッドライトに限らず灯火類の電球交換は、もちろんライトを脱着したりする必要もありますし、作業は確実に行わないと危険です。

どうしてかというと、車両火災の原因としてベスト3位以内に入ってくるのが、電球交換の不備なんです。

具体的に何故そうなるのかというと、電球の差し込みや固定がきちんとされていなかったということです。

電球のカプラーがきちんとはまっていなかったとか、電球の固定が甘くて振動でズレてしまった。

カプラーがきちんとはまってなければ接触抵抗が大きくなり、発熱します。電球の固定が甘かったら、こちらも電球本体が熱を持つので下手な部位に接触すると車両火災につながるんです。

少し慣れてきたら電球交換って、できるものなんですけど、メーカーとしては販売店で作業をすることを勧めています。

その理由はやはり車両火災が怖いからですね。

ドレスアップにも貢献するバルブ交換ですけど、作業は単純だとなめていると本当に危険なので気を付けてください。

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