きたかという感じです。
今後車検の検査が厳しくなると断言できます。その内容はヘッドライト検査。
簡単に解説をすると、これからはヘッドライトの検査が厳しくなり、通らない場合は高額なヘッドライトユニットの交換をしないといけなくなる事例もでる。ということです。
バルブを交換したり、ライトを磨いただけで基準に適合すればいいんですが、そうはいかないケースが出てくると。
目次
現在のヘッドライト検査の内容は?
車検のヘッドライト検査って、大まかに2つの種類があります。
ハイビーム(走行用前照灯)で検査をする
ロービーム(すれ違い前照灯)で検査をする
どちらも検査の内容は、基準の範囲内におさまっていて、一定の明るさがあることです。
分かれ目は平成10年9月1日以降に製作されたものはロービームで検査。平成10年8月31日以前に製作されたものはハイビームで検査をします。
ただし、この基準が始まった頃というのはロービームを正確に計測できるテスターが少なかったんです。
僕も会社に入った時は、ヘッドライトテスターはアナログ式でしたから。今はこの通りデジタルになっていますけど。
そのため、ロービームで計測しないといけない車であっても、うまくヘッドライトテスターで検査できないものはハイビームで検査をしてもよかったんです。
これが、さすがにヘッドライトテスターは新しくなっているだろう!ということで、周知開始から5年経過したという事で、国交相では2024年8月1日以降、この限りを無くすようです。
ちょっと調べたところ、管轄の陸運局でその開始時期が分かれるようです。僕が所属している北陸信越ブロックは来年の1月から始まるようなことを聞いています。
北海道などではすでにこれが適用になっているところもあるようです。
ヘッドライト検査にごまかしが効かなくなる
問題は、ロービームだけで計測するとどういうことが起きるのか?
やはり変わったバルブに交換されている場合などは、うまくカットラインが出なかったりするんです。すると測定不能ということで、ハイビームに切り替えて検査がいままでは可能だった。
が、今後はダメになるのでロービームで検査基準を満たさないといけない。
ヘッドライトバルブを交換しないといけなくなったり、曇っているライトを磨いてもだめなら、ヘッドライトユニットを新品にする必要だって出てきます。
今の車ってヘッドライトがべらぼうに高いです。新型車のライトって片側10万円なんていうのはザラで、経年劣化で基準に達してこなければ、そういった整備の必要がでてきてしまう。
検査をしているとこういう車に結構出会いました。ユーザー車検などだとかなり厳しくなると思いますね。
必ず予備検を受けるか、専用テスターを持ってるところで計測していかないと、落とされる可能性が高くなります。
ヘッドライト検査がこれから変わりますので要注意。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。