この前、現行型のレヴォーグがまた売れました。
現行型レヴォーグは今までのエンジンから新型のエンジンに変更がかかっていたりしています。
1000km点検で入庫してきたときにお客さんに言われたこと。
「ようやく慣らしが終わりました!」
という言葉でした。
もちろんレヴォーグを買う人なので、他の人よりも車好きなんだろうなと思っていましたが、お客さんに言わせると取説に慣らし運転の事が書いてあるというのです。
今どきの車に慣らし運転の事が取説に明記されているのは、僕が覚えているのは日産GT-Rぐらいだったような・・。
ネットで取説を閲覧できるメーカーが殆どなので調べてみました。
出典
スバルHPより
スバルは各車ネット上で取り扱い説明書が閲覧できるようになっています。
PDF版をみていたら43ページ目に書いてありましたね。
適切なエンジン回転数で運転を
・新車の慣らし運転中(1,000 kmまで)……4,000 rpm以下
・慣らし運転後……タコメーター(エンジン回転計)のレッドゾーン未満スバルHPより引用
慣らし運転についてというよりは、エンジン回転数について書いてあります。
これを読みとくと、1000kmまでは4000回転以上回さないでねという意味にとれますね。最初からいきなり高回転を回さないでほしいという事なんでしょう。
ちなみにこのレヴォーグに搭載されているエンジンは新型です。CB18というエンジンが積まれています。
特徴の一つとして、タイミングチェーンカバーが金属ではなくて樹脂製に変更されています。
新車1000kmまでは4000回転となっていますが、レッドゾーンは何回転か?
見えにくいですけど6000回転ですね。
エンジンも至る所に樹脂が使われるようになってきました。
タイミングチェーンカバーも樹脂になれば、熱で歪んで漏れが発生しそうで怖いなぁと。ヘッドカバーが樹脂ならばそんなに影響はないですよね。
ヘッドカバーって上から蓋をしています。
タイミングチェーンカバーは横から蓋をしている。カバーの下部にはオイルが堆積しやすかったりするので、使用環境課は過酷です。
そしてこの現行型レヴォーグの特徴その2として、ハイオクを入れちゃダメだということ。
こちらも説明書に書いてあります。
指定燃料は無鉛レギュラーガソリンです。
• 無鉛レギュラーガソリンが入手できないときなどは、無鉛プレミアムガソリンを使用することもできますが、エンジンの性能を十分に発揮できないおそれがあります。スバルHPより引用
レヴォーグには車好きだと言ってもハイオクをいれてはいけません。
車好きの人、僕もそうですけどいたわってハイオクをレギュラー車にいれたくなる衝動にかられます。でもそれをすると性能が落ちる。
取説にもはっきりとかいてありますから。
この新型のCB18直噴エンジンは、定期的に燃料添加剤をいれることが良しとされています。
PEA配合の燃料添加剤がお勧めです。直噴エンジンに堆積しやすいカーボンを添加剤で落として使う。これがこの車のスタンダードです。
メーカー純正でなければワコーズのフューエルワンがお勧めです。
ショート動画ですが、レヴォーグのエンジン始動を動画で撮っています。
今どきの新車でも慣らし運転が必要なんだなといういい例かもしれません。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。