まずはこちらをご覧ください。
スカイラインです。LEDの丸目テール。上の写真の内側をよく見るとLEDが一つ点灯していないのがわかります。
これ、車検に通りません。
小さなLEDがたくさん点灯するテールランプは、そのどれかが点灯しないと車検の検査にパスができなくなります。修理しないといけない。
ハロゲン球のように電球タイプのLEDなら交換が可能です。ですがこのようにLEDユニットになっていると、下手したらテールランプASSYで交換しないといけなくなってしまいます。
目次
LEDが点灯しないでテールASSY交換になるケース
こちら初代VOXY。テールが一部LEDになっています。
このLEDの部分はテールユニットに固定されていて、部品で供給されていません。なのでLEDランプが点灯しないとテールユニットで交換しないといけません。
部品代が25700円です。そのくらいの値段は納得です。テールユニットで交換しないといけませんから。
LED部分だけ部品供給されるクラウン
続いてクラウンです。型式はGRS182。
この車もブレーキランプが点灯しないということで入庫してきました。みてみたらLED。うおーもしかしてこちらもテールユニットごとの交換か?
と思ったら・・・
なんとこのクラウン、LED部分のみで部品供給しています。
それがこちらです。しかも値段がやすかった。1480円です。交換するにはテールランプ部を分解するためパッキンの交換も必要です。それが940円。
それにしたって安い。テールユニットやテールレンズASSYで交換するしかない車に比べると10分の1の価格です。
メーカーもLED化するのはいいんですけど、こういった部品供給をしてほしいです。
LEDもHIDも切れるものもは切れる
昔HIDが出始めたころ、ハロゲンと構造が違って電球切れということはほぼあり得ない。と、言われてきました。
ハロゲンとは比べ物にならないくらい明るい。そして切れることのない電球。
しかし、現実はことごとく切れるHIDのバーナー。D4Sというバーナーを幾度となく交換したか・・。
ハロゲンのいいところは部品が安いところです。とりあえず灯火類って点灯しなかったら修理しないと車検に通らなくなります。
ハロゲンであれば200円もしないで電球が交換できます。LEDだと最悪の場合ライトユニットごとの交換。
だったら絶対に切れないという自信の元、LEDを採用してもらいたいなと思います。それがだめなら保証期間を長くするか。
まあ妥協点がLEDの部分のみの部品供給ですね。ライトユニットごとの交換というのはあまりにもユーザーへ負担が大きすぎる。もともと切れにくいといわれてるものが切れてしまって、はい3万円です。
なんていうのはとてもじゃないけどお客さんは納得しませんから・・・。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。