ラッシュアジャスターってしっていますか?
いわゆる油圧タペットというもので、
バルブクリアランスを自動で調整してくれる優れもの
丸いのがラッシュアジャスターね。
エンジンオイルの油圧でバルブクリアランスを自動で調整してくれるもの。
昔のロッカーアーム方式とは違い、
定期的にバルブクリアランスを調整していた不便さがないと。
結構至れり尽くせりなラッシュアジャスターですが、
中に入っているオイルがリークし出すと
バルブの騒音がかなり激しくなります。
昔の外車なんかエンジンをかけて油圧がかかるまで
ラッシュアジャスターが作動しなかったから
すっごい音がするのね。
で、しばらくするとアジャスターのなかにオイルが入ってバルブクリアランスが
調整されると。
なので、ラッシュアジャスターが壊れるとエンジンはものすごい音を発します。
でもってラッシュアジャスターって高いんですよ。
一つ2~3000円位する。
なのでリークし出すと修理に部品代だけでものすごい額がかかるんですよ。
バルブの数だけあるんだから。
4気筒エンジンで一気筒4バルブの計16個だと
ラッシュアジャスターも16個。
で、一つ3000円で計算すると
48000円!!!!
ということで、車をとてもロングライフで使いたいと思っている僕には
自分で調整できるロッカーアーム方式のほうが
好きなのでありました。
バルブクリアランスの調整をした後の静かになったエンジンといったら
最高だ!
なんでもオートになってきた世の中はいやだね。
壊れたら金がかかるからね。
ラッシュアジャスターを長持ちさせたいのなら、何はともあれエンジンオイルを
こまめに交換しましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
初代のレガシィが出た時にラッシュアジャスタにエア抜きが不完全な
エンジンを積んだらしくクレーム頻発でした。
その時の対策はフラッシングオイルでエンジンを温めて3000RPM 以内で回転を維持してガチャ音が消えたら新品のオイルと交換とゆう
眉唾の対処法でした。
スズキやダイハツも油圧が上がってくるまでは、エンジン始動時に結構なガラガラ音しますよね。
タイミングチェーンの音なのか、それともラッシュアジャスタの方なのか?
ラッシュアジャスタも1つ3000円前後するから16バルブだと5万円くらいしますからね