法律の改正があって、黒ナンバー化できる車が増えました。今までは貨物車じゃないと駄目だったんですが、軽の乗用車でも黒ナンバー化できるようになったんです。
黒ナンバーの軽自動車って、何?と思う人も居るかもしれません。これは事業用のナンバーで、お金をもらって荷物を配達する時などに使うものです。
実は先日頼まれて、実際に黒ナンバー取得をやってみたのでレポートします。
目次
黒ナンバー取得に必要な手順と書類、手続きなど
まず、黒ナンバーを取得するためには最寄りの陸運局に書類を提出しないといけません。
必要な書類は以下の通りです。
軽貨物自動車運送事業経営届出書 (2部)
運賃料金設定届出書 (2部)
事業用自動車等連絡書 (2部)
車検証 (コピーでOK)
それぞれ見てみます。
軽貨物自動車運送事業経営届出書 (2部)
運賃料金設定届出書 (2部)
事業用自動車等連絡書 (2部)
僕は自分の管轄の陸運局HPからダウンロードして印刷しました。
あとは黒ナンバー化したい車の車検証のコピーも必要です。
書類とナンバー、車検証の原本をもって陸事へ
僕の地域を管轄している長野運輸支局へ行きます。
用意した書類を提出してハンコを押してもらわないと、黒ナンバー化できません。
建物2階の輸送監査部門に書類を提出します。
不備などがあれば、その都度教えてくれるので直します。
記載したものはコピーして持っていくこと。2部同じものを作成して、一つが陸事で保管。もう一つは自分で保管用になります。
無くしちゃいけない重要な書類なります。
書類の提出が終わったら、ハンコを控えにハンコを押してもらえます。
ちなみに事案発生理由は新規届け出になります。新規許可に〇して書いていったら違うと言われました。
訂正印は向こうで押してくれました。
これらの書類をもって、今度は軽自動車協会へ行きます。
黒ナンバー化する車検証の原本と、古いナンバープレートを持っていきます。
ナンバー変更のOCRに記載して提出します。これらの書類は軽自動車協会でもらえます。
こんな感じに自分に当てはめて書きます。
書き終わったら、先に7番窓口でナンバーを返却して、2番か3番の窓口にいきます。
次に横の建物の5番窓口で新しい車検証をもらってきます。
終わったらまた元の建物に戻って、2番3番窓口で新しい車検証に記載されているナンバーをOCRに書き込んで提出。7番窓口で黒ナンバーをもらって1600円はらいます。
この辺は全部事務の人が教えてくれるのでご安心を。
これで晴れて黒ナンバーがもらえます。
もし、この事業用貨物だけで仕事をしていくのであれば、税務署に開業届を出す事。
すると、個人事業主で青色申告が出来る為、税制面で有利になります。
サラリーマンをしながら、副業で始める人は開業届を出さなくてもいいんですが、売上した金額が経費を差し引いて20万円を超える利益が出たら確定申告をしないといけません。
ただし、安易に考えて始めようとすると経費が結構かかるので注意してください。
一番は任意保険です。事業用の任意保険は割高です。今まで加入している保険から変更することはできないので、新規で加入が必要です。
試算してもらったら年間で15万円くらいかかります。月々13000円ちょっとです。
ガソリン代と保険代を考えると週末起業で元を取るには結構頑張らないとだめですから。
規制緩和になったので、黒ナンバーを取得したい人も居ると思います。頑張ってください。
自分でやれば1600円のナンバー代だけ。行政書士に頼むと、相場は4万円ぐらいからになります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。