古い車ですが、サンバーでエンジンがかからなくなったという依頼からスタートしました。
エンジンがかからなくてJAFを呼んだが、ダメだったので来て欲しいという依頼です。
どのようにダメだったのかが知りたかったんですけど、エンジンがかからないということの一点張りです。
JAFの人が出張で行っているということは、バッテリー上がりとかそういった簡単な問題ではないはずなので、出張に行ってきました。
すると、エンジンがかからない原因は、電源が全く入らないことでした。
しかしバッテリーではない・・。
ということは・・見てみると、やはりメインヒューズが切れていました。
確かにメインヒューズを持ってなければ、お手上げですので。
メインヒューズを取り寄せて交換したら、電源が供給されてセルも回り、エンジンがかかりました。
が、今度はラジオが鳴らない。
バッテリー逆接によるヒューズ切れ
そもそも何でメインヒューズが切れたのか?怪しくなってお客さんにそれとなく聞いてみると、乗らなかったからバッテリーを外していたと。
バッテリーを取り付ける際にプラスとマイナスを逆に繋いでしまった。
という事情を聞きました。なるほどなと。メインヒューズが飛んだだけでなくて、オーディオまで使えなくなる?
車を見たらまさかの社外オーディオ。
ヒューズボックスをみると、15Aのヒューズは切れてません。
他のヒューズも点検しましたが、特に切れているものはなし・・・。
しょうがないからオーディオを取り外して点検することにしました。
すると強烈な結線・・・。これを見た瞬間クラクラきましたが、車両側ハーネスを点検すると電源はきています。
もしやと思ったら、ここにもヒューズがありました。
切れていました。
オーディオ側のヒューズも切れていましたね。もしここにヒューズがなければ本体が壊れていたかもしれませんね。
それにしても古い車を自分であれこれと手を入れるのは、楽しいかもしれませんが、リカバリーする際にこちらがドキドキしてしまいます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。