バッテリーが上がってしまうサンバーの、予想だにしない原因

前も遭遇したことがありますが、ちょっと変わった原因でバッテリーが上がってしまうサンバーが入庫しました。

バッテリーが上がってしまうことがたびたびある・・。

特に規則性はなく、上がってしまう時は夏だろうが冬だろうが上がる。

上がらない時は上がらない。

KS4型のサンバーで、電装品は純正のラジオだけです。

他に取り付けられている電装品はありません。

バッテリーを点検すると、問題なく良好。

暗電流を計測してみたところ、特に異常はなさそうです。

ではなんでバッテリーが上がるのか?こうなってくるとヒューマンエラーくらいしか考えられないのですが・・・。

オルタネーターの発電状況を調べてみると、こちらも問題なし。

ちゃんと稼働しています。

調べていくと、ふと気がついたのがこちら。

なんとこの車、鍵がどこの位置でも抜けてしまいます。

なんなら、エンジンがかかった状態でも鍵が抜けてしまいます。

結果、導き出した結論はこちらです。

ブロアモーターを1にセットして、エンジンを切ろうとした。

が、OFFまでキーは回っていなくて、ACCでキーを抜いてしまっていた。風量1だとあまり送風音があまり聞こえないので、一連の動作をパッとこなすと気が付かないかもしれない。

修理するにはメインキーシリンダーを交換しないとだめです。

キーがすり減っているのが原因ですから。

とりあえずちゃんと車を降りる時は、意識してOFFにしてくださいと伝えて様子を見てもらいました。

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