今の時代、車は電子制御で至れり尽くせり状態になりました。いろんなところにECUが取り付き常に演算をしてアクチュエーターに指示を出し、高性能を発揮しています。
一昔前の280馬力規制もなくなって、ある意味無制限にパワーを持つ車もリリースされてきた。
しかしである、こんなに高性能な車って必要なのだろうか?
特に考えたいのはエンジンパワーである。スポーツカーでサーキットに持ち込んでスポーツドライビングをするといった名目であればエンジンパワーは高いほうがいい。
しかし、日本のせまーい道路事情で、果たして300馬力以上を発揮できる場所というのはあるのだろうか?ドイツのようなアウトバーンすら存在しない国である。
安全面において電子制御が進むことに関しては賛成だ。やはり人間は運転していると集中力もたまには切れちゃうときもある。そんなとき、ハードがアシストしてくれれば安全に走行が可能だ。
でもエンジンパワーはどうか?
特に今は高性能セダンになると300馬力オーバーなんてのもたくさんある。
しかし、これってどうなのだろうかなと思う。僕が今まで乗った車で一番力があるのがFD3S。
265馬力のツインターボのものでしたが、国道で一気に加速するともうそのGたるや、通常の町のりでは必要のないほどの力であった。これはスポーツドライビングをするために購入した
車だからパワーがあっていいんですが・・・。
今は64馬力の車に乗っている。しかし、この車が楽しいのだ。使いきれるパワーっていうのがいい。
265馬力では全開で走れる場所が高速道路くらいしかなかった。でも64馬力なら日常茶飯事でパワーを使いきれるのである。
アクセルを全開にできないジレンマよりもアクセル全開でもっと速ければ良いなぁというジレンマのほうが僕は少ないと思う。
何せ使いきれるパワーなのだから身の丈にあっているんだとおもう。狭い日本そんなに急いでどこに行く?
という標語があるが、まさにそのとおりだなぁと最近はしみじみ思ってしまう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。