新年相当、エンジン音が最近変だから見てほしいと入庫してきました。
車はタントエグゼで、アイドリング音を聞いた瞬間になんとなく原因はわかりました。
アイドリングで明らかに打音がすごい。
エンジンを停止して、オイルレベルゲージを抜いてみる。
見事なまでにゲージにオイルが付いてこないです。
前回オイル交換をしてから2000km走っています。この車はターボ車なので、シビアコンディションで2500kmでオイル交換を推奨とされています。
しかし2500kmに到達する前にオイルがつきてしまう。
ダイハツの初期型KFエンジンって、2つのトラブルを抱えています。
1つ目がこのオイル消費。もう1つがウォーターポンプからの異音です。
オイル消費の原因はピストンリング不良によるオイル上がりです。
エンジンOHするか、オイル管理をこまめにするか
ご覧の通り、オイル漏れは一切ありません。全て燃えてしまっています。
直すにはエンジンをOHするしかない。
それは費用が高額になるので、載せ替えるのかそれともオイル管理をこまめにするのか。どちらかになるかなと。
殆どの人はオイル管理をこまめにするという結論に至っています。
オイルフィラーをあけると煙が出てきた。試しにこのエンジンでどの程度オイルが入るのかやってみました。
ゲージ8割に達するまで入れたオイルは2Lです。
2000kmでオイルが2Lも減ってしまったという事になります。1000kmで1L減る計算ですね。
僕が乗ってる車もそうですが、特に10年以上前のKF型エンジンはオイルチェックをこまめにしてください。
例えオイル消費していたとしても、オイルを補充しながら使えば問題ありません。
僕が乗ってるKFエンジンは、このパワーシールドを添加したらオイル消費がかなり改善されたので、悩んでいる人は一度試してみる価値があると思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。