自分が乗っている車ですが、今年車検の時期です。
この車を買ってから2回目の車検か・・・。検査切れの車を7万円で買って車検を通して乗っていました。それから2年が経過したということになります。
前回の車検で覚えているのは、排ガスが微妙だったという事です。
もしかして、今回も排ガスで苦労するのかなと思い、とりあえず排ガスを計測してみました。
するとこの数値。
COが0.26%でHCは331ppmです。
ちなみに僕が乗っている車の検査基準はCOは2%以下。HCは500ppm以下。
数値でみれば、まあ合格しているね。ということではあります。
しかし、普通インジェクションの車だと、ここまで排ガスが出ているのって珍しい部類です。
どの位の数値が多いのかっていうと、COは0.1%くらいでHCなんか100もいかない車が殆どです。
ではどうして僕が乗ってる車はここまで排ガスが汚いのか?
目次
排気ガスが汚い原因はなに?
電子制御の車で、しかもマルチポイントインジェクション。なのに結構排気ガスが汚い。
排気ガスが汚れる原因は何か?
排ガスの数値が大きくなる原因っていくつか考えられます。
・どこかの気筒で失火をしている
・触媒が壊れている
・O2センサが壊れている
・バルブタイミングがあっていない
・点火タイミングが合ってない
・燃料がおかしい
ざっと考えるだけでもこれだけ出てきます。
最初に手をつけるのなら点火系の点検。一番手軽にできるのがプラグの交換やコイルの点検。
どこかが失火してれば、そもそも排ガスは汚いです。
もちろん触媒が壊れていてもダメ。触媒は排気ガスをクリーンにする部位です。
フィードバック制御をするO2センサも燃費やガスに影響しています。そしてバルタイと点火タイミング。この辺りもズレると駄目。
最後に変な燃料を入れるということ。これも駄目です。
インジェクションの車で排ガスが汚いと焦る
インジェクションの車で排ガスの検査にはねられてしまうっていうのはあまりないんです。
なので、テスターをあててここまでガスが汚いと逆に身構えてしまう。
単純にプラグなどの問題で済むわけではないよなぁと頭をよぎってしまう。
一番やばいなぁと思うのはタイミングチェーンの伸びですね。補正の範囲を超えて伸びてくるとそもそもバルタイがズレてきます。
こうなるとチェーンを交換しないと車検に通りません。
KFエンジンって、そういう側面ももっていますから。
とりあえず今回は車検を通す基準のガスだったという事でよかったです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。