4月になって、世間は新体制に変わったり新しい環境になったりしました。
それと同時に開始されたのが、軽自動車税の値上げです。
そういえばそうだった・・・ということでちょっとまとめてみました。
4月1日から
軽自動車(自家用乗用)7200円 → 10800円
軽自動車(自家用貨物)4000円 → 5000円
他にも細かい増税はありますが、一般ユーザーに直結するのはこの2つの区分だと思われます。
これは、4月1日以降新車で買った車の値段になります。ですが、この軽自動車税の増税にはちょっとした落とし穴が存在します。
それは、
最初の新規検査から 13年を経過した軽自動車については
軽自動車(自家用乗用)7200円 → 12900円
軽自動車(自家用貨物)4000円 → 6000円
(平成28年度より)
というご丁寧なオプションプランが付属してくるのです。新規検査というのは初車検ということではなく、今までに車両番号の指定を受けたことのない軽自動車を、新たに使用しようとするときに受ける検査です。
こちらは来年の4月1日以降からということですね。13年落ちということを考えると、去年買った車は13年目にこの12900円の税額になるということですね。つまり、13年後には全ての軽自動車について自動車税が値上げされていることになります。
田舎では軽自動車って、生活の足なんですよね。交通のインフラが都会とは比べ物にならないほど乏しいので、一人一台車がないと不自由な世界なんです。
積雪地帯については車の痛み方も半端じゃありません。融雪剤の塩カルによって、車は錆びが通常の使用とは比べものにならない位進みます。
高額なマフラーを交換しないといけないとか、ブレーキローターがすぐに錆びて車検ごとにブレーキパッドとブレーキローターをセットで交換しないといけない。錆止めを施していても、いずれフレームに穴があくほどの錆びが進行して、代替えを余儀なくされる。
このようなスパイラルに陥ります。それでも車がないと病院にも行けないし、スーパーに買い物にも行けないというわけですね。
僕はそういう地域に住んで、自動車整備に携わっているので、この増税には反対です。というかなんで車にはこんなにもいろいろな税金を課してくるのかが全く理解できない。
なんでもかんでもお金がかかるけど、格差社会で暮らしは楽ではないですからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
私が中学生だった時に父は知り合いの人からクラウンのカスタム
(シロナガスクジラと呼ばれたタイプ)に乗っていた。
でも、登録から10年を経過だったか、車検を10回した車両は
乗用車でも1年車検となる理不尽な法がありました。
泣く泣く父は軽自動車に乗り換えたのを覚えていますが、
その軽は私が免許を取って初めて運転した車でもあるし
4輪駆動車の虜になった車でもあります。
税金は納めなければならないけれど、今の政権与党に票を入れた
ツケです。
自賠責や重量税のために、車検が高いというイメージを持たれていますからね。
諸費用前払い、そのあと整備代支払いという支払いもなんとなく腑に落ちない点も持たれてしまいますよね。
でも新規のユーザーの車検を引き受ける際には、やはり回収のことも頭をよぎるのも事実ですね。