ハイエースのKDH206のタイミングベルト警告灯のリセット方法です。タイミングベルト警告灯 解除・消去ともいいますね。
トヨタのこの手のハイエースにはタイミングベルトが使われています。エンジン型式は1KDというものなんですが、10万キロを超えるとメーターにタイミングランプの警告灯が点灯してしまいます。
このタイミングベルト警告灯ですが、仮に10万キロ前にタイミングベルトを交換していたとしても点灯します。ようするに10万キロになったら点灯するようになっているので、タイミングベルトを交換した時点でリセットをかけてあげないといけないわけです。
動画のやりかたはODOメーターに合わせて作業をスタートしていますが、TRIP Bに合わせて作業をスタートすればやり方はほぼ同じです。
というわけで、
ハイエースのタイミングベルト警告灯リセット方法(解除・消去)
1、IG ONにする
2、ODO/TRIP切り替えスイッチを押し、ODO/TRIP表示画面をTRIP「B」にしてIG OFFにする
(右側のノブがODO/TRIP切り替えスイッチです)
3、ODO/TRIP切り替えスイッチを押しながらIG ONすると、T-BELTウォーニングランプが点滅しますので、そのまま5秒間保持します。
4、5秒経過したところでODO/TRIP切り替えスイッチを離し、再度5秒以内にODO/TRIP切り替えスイッチを押す。
5、タイミングベルトモードへ移行し、初期設定の10万キロが表示される
6、ODO/TRIP切り替えスイッチを押して、交換設定値を書き換える。ODO/TRIP切り替えスイッチを1回押すごとに1万キロ単位で加算され、20万キロで1万キロにもどる。
※30秒以上ODO/TRIP切り替えスイッチ操作を行われない場合は、前回の設定値のままTRIP 「B」表示となり、通常モードへ戻ってしまいます。
7、交換設定値の設定後、ODO/TRIP切り替えスイッチを押したまま5秒以上保持したのち、ODO/TRIP切り替えスイッチを離す。
8、TRIP「B」表示となり、ウォーニングランプが消灯していることを確認する
以上で終わりです。
同業者様への注意喚起といったらおこがましいですが、もしこの手のハイエースなどのタイミングベルトを9万キロで交換したとしたら、交換後1万キロの10万キロでタイミングベルト警告灯が点灯してしまいます。
忘れがちになってしまうリセットですが、タイミングベルトを交換したらリセットするということを思い出してくださいね。タイミングベルト警告灯が点灯してから、タイミングベルトを交換すれば忘れないでしょうけど、最初から点いていない場合は忘れる可能性がありますから。
ハイエースだけでなく、トヨエースなどもこのエンジンを積んでいるので注意してくださいね。
昔みたいにメーターを外して裏のネジを付け替えるという方法じゃありませんから。
ハイエースのタイミングベルト警告灯のリセット方法でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。