本日は完成された車を買うという意味深なタイトルで行きましょう。
まず完成された車を買うということですが、車は当然完成品。その完成された車を買うこれは一体何をいいたいのか?
ということになってきますが、車というのは固体によってあたりはずれがあります。
現場で整備しているとわかりますが、明らかにこれは外れの個体だというのがあったりします。
車種単位で話をしていくと、サイトの中にもありますが、この車のここが弱いというところ。つまり同じ不具合を一斉に起こしてしまう。
一歩間違えばリコール寸前。リコールなら無償修理になりますが、リコール手前だと保障が切れているとオーナー負担になってしまいます。
そして一番ありえないと思った外れの個体がありました。それは納車して1000kmを走らないうちに
ミッションから異音が発生してきたというもの。
車種は控えておきますが、そのオーナーは車には少しこだわりがある人で、尚且つ運転技術も高い。
オーナーに言われて、車に乗ってみると明らかにミッションのカウンターシャフト当たりからの異音。
おいおいおいおいであります。これは当然ミッションをクレームで載せ換えとなりましたが、いくらクレームでもミッションを載せかえるというのは嫌ですよね?すべて完璧に行ったとしても
人間が復元していくものだし、なれた人が作業するかわからない。そういったストレスを抱えます。
では完成された車とは何か?
ここでは熟成されたという意味合いになってくると思います。
まず発売されたばかりの車はちょっと敬遠しておくこと。いくら欲しい車種であっても様子見。
評判やマイナートラブルが表立ってでてくることがあります。それを受けてメーカーでは改善をしていく。
この繰り返しが車を完熟させていくのです。なのでデビュー当初は避けた方がいい。
ある程度台数がはけてきたら、買うのがいいのかなと。思います。理想はフルモデルチェンジの手前。
価格は下がってきているし、個体としてかなりの完成度を誇っています。
どうしても早く乗りたい場合は別として、やはり人間が作るものだけあって探りを入れてから
購入に踏み切るのが、完成された車を買う手段だと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。