本日は各種添加剤について考えてみたいと思います。世の中に車に使用する
添加剤というものは、まさに星の数ほど出ています。
エンジンに添加するもの、冷却水に添加するもの、ブレーキオイルに添加するものパワステオイルに添加するもの、ATFに添加するもの、燃料に添加するもの、ミッションオイルに添加するもの、ギヤオイルに添加するものと、液体系全てにおいて添加剤は存在している格好になっています。
添加剤について面白い思いつきは昔WEBで発表しましたが、レギュラーガスを入れて
その差額で燃料添加剤を入れてみる。燃料添加剤の中にはオクタン価を上げるものも中には含まれていたりします。レギュラーとハイオクの値段差はリッター10円としても
40リットルも入れば添加剤を入れてみてもいいかなと思ったりして。
当然信頼できるものであるということが前提。あと直噴エンジンは避けた方がいいも。
直噴のインジェクターはかなりナイーブに出来ていて、詰まったらもうそこでアウトになってしまう。
逆にマルチホールインジェクターについては吐出量が減ると燃料がリーンになるのでたまにはインジェクタークリーナーを入れてみてもいいかもしれない。
エンジンオイルについてもそう。真夏の暑い季節など、エアコンを入れたりしてエンジンにかかる負荷は想像以上になってきます。なので、真夏が訪れる前にオイル添加剤をドーピングしておくなんて粋な計らいをしてもいいかもしれない。
それとやはり多走行になってきたら、各種添加剤を試してみてもいい。ピストンリングはある程度ゴミが詰まると固着気味になってきます。そのまま固着してスティック現象が起こったらエンジンブローにつながりますので、長く乗ってきたらピストンリングの固着をおとすという意味を込めて、洗浄性を含んだ添加剤をいれるのもよし。
オイル漏れが発生して予算がない場合、漏れ止めをとりあえず入れるのもよし。
ただターボエンジンについては油路が狭いので気を使う必要があります。あと可変バルブ機構もそう。
昔は親父にミッションとデフにはモリブデンを入れるといいぞなんて吹き込まれたりもした。
モリブデングリスはかなり強力です。今はミッション・デフについては添加剤を入れていません。
あまり酷使しないし、1万キロに一度は交換していますからね。
添加剤って結構面白いんですよ。いろいろとデータを取ってみると分からなかったことが分かってきたり新しい発見があったりします。とりあえず試す場合は信頼の置けるメーカーのものを選んでください。
本日は添加剤を考えてみました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。