最近自分の家の駐車場を出るときの段差を乗り越えると、左の前あたりから
「カキン」といった音が聞こえてくるようになりました。
愛車の足回り形状はWウィッシュボーンなので、恐らく異音が出ている部分は
スタビライザー付近だと思われます。
スタビライザーのブッシュが痩せてしまっているか、それともスタビライザーとサスをつないでいるロッドがへたっているかどちらかか?
この段差を乗り越えるとカキンという異音にかんしていえば、早急に修理したほうがよいのである。
一番は、車種にもよるけれど、ロアアームのボールジョイントが落ちてしまうことがある。
昔の車はこれに該当するのが多かった。走行中の段差を乗り越えると、刺さっているはずのロアアームがナックルからすこっと落ちてしまう。
コレに伴い、ハンドル操作が全くきかなくなるし、タイヤは見るも無残に変な方向を向いてしまう。直すにはジョイントだけを交換すればいい車種と、アームASSYでの交換となる車種の両方がある。
足回りの異音をほうっておくと、こういった重大トラブルにつながる可能性があるから注意が必要だ。
カキンという音は、大体ラバーになっているゴムがなくなって金属同士が接触しているような
音に変化してきているということ。このまま走っていれば、今度は金属同士がどんどん接触して
削れて行ってしまう。当然いいことがあるはずもなし。
段差を乗り越えて異音がする場合は、整備工場でどこの部分からの異音かを診断してもらいましょう。
ロアアームなど、舵取りに関係する部分に関して言えば早急な修理をしないと大変なことになってしまいます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。