VTECの可変バルブリフト機構にいってみましょう。
可変バルブタイミング機構と違って、VTECはバルブリフトの量を調整しているシステムです。
超簡単に説明すると、インテーク側のバルブにバルブリフトを調整して吸入混合気の量を調整しています。ロッカーアームとカム山が3つあって、それぞれプライマリ、セカンダリ、ミッドとなっております。
こうなっています。
左の黄色の四角が低速状態。2つのバルブの内、1つは休止状態。
もう1つをプライマリカムで少しバルブを開いている状態。
真ん中の青の四角が中速状態。2つのバルブともにバルブを増やしています。
バルブリフトの量は低速時のプライマリカムが押しているリフト量と2本とも同じ。
プライマリカムとセカンダリカムが働いています。
右のオレンジの四角は高速状態。2つのバルブをさらにリフト量を大きくして、リフト量を最大にしています。
こういう3段階のバルブリフト量を調整しているのがVTECです。
ロッカーアームの切り替えは、エンジンオイルの油圧で行っています。
油圧が上がると、それぞれのロッカーアームが連結されて上の図のような動きになります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。