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重整備の後の定期点検の重要性を説いてみる

ボクは銃整備のあとには必ず定期点検をしたほうがいいと思っています。
車検などで、お金のかかる修理をしたあと。その後に6ヶ月や12ヶ月の定期点検を同じ車屋さんで行うこと。

これはもう鉄則です。経過を観察してもらうという意味合いもあるしクレーム的なことにもなる。
この間あった例を紹介すると、ダイハツのアトレーを車検時にタイミングベルトからオイルシール、ウォーターポンプなどを一式交換したお客さんがいたんですよ。

そして2年後に車検で入庫してきました。なんとウォーターポンプからまた冷却水漏れを起こしてしまっている。こういったことがありました。
もし定期点検に入れてくれていたらどうなったか?部品クレームが効くんですよ。このケースだと、2年間、走行距離は2万キロ走っていたので実際にはクレーム処理としては扱わないことで合意するのが筋である。
実際に整備手帳には保障がつくのは6ヶ月から12ヶ月となってきます。

一応この話は、クレーム処理として認定をしましたが、せめて1年以内であったら部品がそっくりそのまま支給してもらえた。そうすると、手間賃は仕方が無いと踏んでも、部品代は部品商から請求が出来る。
今回のケースは、部品も工賃もうちの工場で泣きをみたけれど、もれていたウォーターポンプはメカニカルシールからの冷却水漏れで、やはり製品不良が原因でした。

おそらく他の工場であればクレームではなかなか受け付けてもらえない。だったら、12ヶ月点検に出す。
そうすると早期発見をしてもらえるし、そのときなら部品クレームになるし工賃もクレームになる。これが大事です。
2年たってしまえば、実際は1年目から漏れていたとしても、発覚するのは2年の車検時。これでは証拠が不十分で自動車工場はクレームとして扱ってくれません。

なので、重整備をしたあとっていうのは必ず定期点検に出して、作業した工場に確認をさせること。
こうすることによって、後々クレーム的なことが起きたら間違いなく工場側が折れてくれるようになってきます。
点検もしたんだし、その時に再びもれていたのならどうしてだ?と聞くことが出来る。それでもシラをきるような整備工場であれば付き合いをやめたっていい。

ということで重整備の後の定期点検というのはとても大切であるということを覚えておきましょう。
人間100%で整備をしていても、製品不良など思わぬ原因で再修理が必要になることもありますからね。

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