エンジン

オイル選びに迷ったら、純正エンジンオイルを選ぶこと!社外オイルを選んで失敗した例など紹介

皆さんは、エンジンオイルの交換をどうしていますか?多数の人はディーラーやカーショップにて交換をしているのではないでしょうか?

その時のオイル選びについて。

カーショップに行くとそれこそずらーっといろんな種類のオイルが並んでいます。

この中から自分で選んで、交換をオーダーする。

よくわからないからお店の人にお任せする。

お店によっては、これほどオイルをラインナップしてなくて、種類を松竹梅で紹介されて選ぶという所もあるかなと。

昔はエンジンオイルの交換って、整備DIYの第一歩と言われてきましたが、今では風向きが変わってきています。

オイル選びに迷ったら、純正オイルを入れてほしい。今回はそんなお話です。

規格外のオイルを入れて、オイル交換後にしばらく走ってランプがついた

知り合いから聞いたオイルにまつわるトラブルです。

とある外車にお乗りのオーナーが、お店にオイル交換に行きました。特にオイルに関する説明はなく作業を終えて帰路に就いた時のこと。

翌朝エンジンをかけて、しばらく走行するとエンジンチェックランプが点灯して、エンジンがガラガラ言い出した・・・。

さらにはエンジンが明らかに不調になり、普通に走行するのも難しくなった・・。

原因は一体何なのか?

いろんなタイミングも合わさってしまったかもしれませんが、残念ながらエンジンが壊れてしまったのが結論です。

一体エンジンに何が起こったのか?

この車はVWの車で、指定されているエンジンオイルは欧州規格の5W-40。そこにどうやら5W-30の国産オイルを充填されてしまったということです。

おそらくこれだけですぐに故障につながるかというと、そうでもないでしょうが悪いタイミングが重なったんですね。

エンジンの油圧が若干変わったため、もともと伸びてきていたタイミングチェーンが影響してギヤからコマとびを起こしてしまった。

そしてバルブタイミングがずれて最終的にはバルブクラッシュをした。

純正のオイルやそれ相当のオイルを入れていればどうだったかは、なんとも言えないところですが、結果としてエンジンに止めを刺したのはオイル選びとオイル交換です。

VWは純正オイルが超ロングライフ化されています。代替オイルとして設定されているものもありますが、それらはきちんとオイル缶に明記されています。

カストロールのEDGEはVW、BMW、ポルシェ、ベンツ対応なのがわかります。

せめて純正相当規格のものを入れていれば・・・。

そんなオイル交換をしただけで壊れるわけがない・・。

考えられるところはままありますが、結果としてエンジンが壊れてしまっています。

純正エンジンオイルは性能が飛躍的にあがっている

今の純正エンジンオイルって、昔のものに比べると性能が飛躍的に上がって、さらにマニアックになってきていると感じます。

20年以上前のエンジンであれば、社外オイルの方がいい選択肢がたくさん存在しました。チューニングカーが全盛の頃ですね。

そこからエンジンオイルの低粘度化が促進され、エンジンも非常に複雑になってきました。

僕がもし高性能なエンジンが乗っている新車を買ったとしたら、オイルは純正か純正相当品を使います。特に外国車のエンジンや超低粘度オイルを採用しているエンジン。0W-8など。

あとはクリーンディーゼル系統。マツダのスカイアクティブXなども、複雑なので純正が安心かな。

エンジンオイル交換を安易に考えていると失敗します。

知識の薄い工場などでオイル交換をすると、こういうケースが出てきます。

きちんとその車のエンジンやオイルを理解して、それ相当のものを提案できる知識があるお店ならいいんですが、それ以外ならばディーラーでオイル交換をするのがベストですね。

近年の車のオイル交換は非常に細かくなってきています。オイル選びも難しく、量は厳守。交換前と交換後でリセットが必要な車種もある。オイルフィルターも交換の仕方によってはエンジンから異音がでることがあるので気を付けてください。

迷ったら純正品を使う。これが間違いない選択肢です。

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