先日車検で預かった車両。お客様のご用命にエンジンオイル・オイルフィルター交換。
エンジンオイルは純正を使用してください。
というものがありました。うちの工場で用意してあるエンジンオイルはSMクラス鉱物油の各自動車メーカーの純正エンジンオイル。
それとWAKOSの化学合成油と0W-20の部分合成油とディーゼルオイル。
それとDL-1というコモンレール用のエンジンオイルです。
このお客さんのご用命のエンジンオイルは工場には置いていなかった。
それに相当する性能のエンジンオイルでは駄目ですか?と聞いてみたがやはり純正のエンジンオイルを使ってくださいということ。
このお客さんの言っている純正エンジンオイルは、15000km交換しなくて良いというメーカー推奨エンジンオイルだ。
どうやら15000km交換しなくて良いということで純正オイルを使用したいということだそうです。
これに関して言うと、オイル談義が長く交わされることになるので割愛しますが、ちょっと疑問になってしまう点がある。このエンジンに使用されるオイルの量は4リットルも入らない。
3,5~3,8リットル程度である。この量のエンジンオイルを循環して使うのである。
僕が疑問に思うのはオイルの量が少ないということだ。高性能オイルであれば問題ないのかもしれないが、オイル交換を長期間のスパンで行わなくて良いとされている場合はオイルの量が大体多い。
トラックなどがそれに当たりますが、トラックはオイルの量が10リットルなど軽く入るのである。
純正エンジンオイルを使うのはOKであるが、やっぱり15000kmまでオイルを使わないでもらいたいなぁと思うのである。この15000kmを半年で走りきるのであれば問題は少ない。
ちょっと考えた純正エンジンオイル事件でした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。