自動車の路上故障における実態調査の結果を見た感想

整備振興会のHPから路上故障における実態調査の結果などを閲覧することが出来ます。
これを見るとなかなか興味深いことが分ります。

とりあえず平成21年度に実施された実態調査では、一番の故障原因としては電気装置であったということ。

続いて走行装置、冷却装置、動力伝達装置、エンジン本体、燃料装置、潤滑装置、電子制御装置、制動装置、舵取り装置と続いて来ています。
高速道路では、1位の電気装置と2位の走行装置が入れ替わり、2位の走行装置が一番の原因となっています。

さらに詳しく見てみると電気装置の故障のほとんどがバッテリー、オルタネーター、セルモーターであると。一番はバッテリーですね。

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やっぱり日常の点検をしておけば、こんな無用なトラブルは避けられるということ。
オルタネーターやセルモーターは走行距離である程度の時期になったらOHする以外は突然の故障にはちょっと対応しにくくなってくる。

続いての走行装置ですが、これはもうタイヤそのもの。タイヤの状態が悪いまま車をはしらせて
故障を起こしているケースが後を絶たないというわけですね。
ちなみに部品別での故障をあげていくと、一般道ではバッテリー、タイヤ、オルタネーター、スターター、ミッション、クラッチ、ファンベルト、燃料ポンプ、補機ベルトのプーリーなど、ラジエターとなってきます。

そう考えるとやはり、オルタネーターの故障というのは今でも一般的なんだなということがわかります。

寿命が伸びたとはいえ、やはり速めにリビルトに付け替えるのがトラブル防止に役に立ってきますね。

中でも驚いたのが潤滑不足によるエンジン本体の故障というのが少数ですが原因にあがっていること。
これってつまりオイルが入っていないとかでエンジンが焼け付いちゃったっていうことですよね?
うちのお客さんにもオイルリングのスティック現象による固着で、ピストンリングが動かなくなり、2番シリンダーを高速走行中にブローさせてしまった人もいた。

信じられないけれど本当の話。今の車は性能がよくなったとはいえ、最低限のメンテナンスだけはきっちりやっておきたいものだと感じました。

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