この車に苦しめられた。
スズキ ジムニー
JB23W
車検をやってからしばらくして、エアコンのパネルあたりの照明が点かなくなった。
という依頼です。車検作業は僕がやったわけではないんですが、整備暦を見ると、メーター内のDレンジの球を
交換しある。この時に止めを刺してしまったのかもしれない
あとは爪で引っかかっているだけ
これでヒーターコントロールまでのパネルが外れます
それだけでは手を入れるスペースがないので、オーディオを外すことにした。
オーディオのパネルはまず上にビスが一本
あとは灰皿を外して、灰皿のレールのネジを2本外す
これでオーディオのパネルが外れます。シガーライターの配線に気をつけて
そしてオーディオを外してスペースを確保するのだ
続いてヒーターコントロールのネジを外す
ヒーターコントロールのネジを外すと、あとはワイヤーで止まっているだけだけど、少し動く。
これでイルミネーション電球がどこについているかを確認
電球を取り出します
やっぱり特殊な電球です。電球だけで交換できるかなと思ったら外せない。
この電球は部品で出るのだろうか?
そして、部品を取り付けて、明かりが点いたかどうかを手で暗くして確認。
点灯するようになった。
これにて一件落着だと思っていた。
約束の夜に納車にでかけようと、ジムニーに乗り込むと異変に気付く。
明らかに暗いのだ。
ここで失敗に気がついてしまった。
使われているイルミネーション電球は1つじゃないぞ・・と。
とりあえず、約束の時間にオーナーと待ち合わせ。ことの経緯を話して、どの辺りまでイルミネーションが
点いていたかを教えてもらったら、Rワイパーやデフォッガなどのボタンも光ったような気がしたという。
ええええええ?
ということで、後日再入庫してもらうことに
一体あとはどこが電球だというのだ?
部品屋さんに部品名称を一つ一つ聞いてみると、下にうつっている38番も電球だぞという回答。
・・・・この図じゃ電球に見えないよ。
ということで、リベンジを果たすことに
ここから日が変わっています。またイチから分解していきます
とどいた38番の電球。配線つき。どーみてもコレはハンダ付けでしょう?
今度はヒーターコントロールASSYで取り外すので、ヒーターコントロールワイヤーを2本外す
グローブBOXを外して、その奥にある内気外気切り替えのワイヤーも外す
ジムニーのこれは半手動のタイプだ
一体もう一つの電球はどこにつかわれているのか?さらに分解をしていく
安いものでも1つ買っておくと便利です。
部品屋さんに聞きまくったが、これいじょうこの型式と類別のジムニーにはヒーターコントロールのイルミネーション電球は
つかわれていないということ
あとは各スイッチにイルミネーション電球が内蔵されているかを一つずつ確認
スイッチを全て外して分解したけれど、3つのスイッチ全てに照明用のイルミネーション電球は使われていませんでした。
スイッチが点灯していたというのはオーナーの気のせいだったということですね。
ヒーターコントロールのイルミネーション電球は2つとも230円です。
以上ジムニーのヒーターコントロールのイルミネーション電球交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。