VWのジェッタに乗ってる人から電話がありました。
車が動かなくなったので見て欲しいと。
車を確認したら、シフトが固定されているのか何かで、全く動きません。
よく見るとミッション警告灯も点灯していました。
とりあえず工場へ運ばないことには始まらない・・。ジャッキとJAFで使うような車輪の上に乗せる移動ツールを駆使して、なんとか積載車に乗せて工場へ搬入しました。
積載車から下ろそうとすると、なんと普通に動くように。
これはチャンスだと、リフトアップして診断機を繋いでみました。
診断機を繋いでみると、
P072C 1速アジャストできない
P073A 5速アジャストできない
といったコードが入力されています。
よく見るとこれは、いわくつきミッションの7速DSG・・？
とりあえずここまでを整理すると、症状は緩和されたけど、ミッション警告灯は点灯しっぱなし。そして、ギヤのかみ合いが明らかにおかしい様子。
どうもシフトソレノイド系の不具合ではないかなと。さらによくよく調べてみたら、なんとこの症状に合致するサービスキャンペーンの該当車であることがわかりました。
不具合は以下の通りです。
トランスミッションにおいて、トランスミッション制御コンピュータの不適切なプログラムにより、作動用オイルの 変質を助長する場合がある。そのため、そのまま使用を続けると、作動用オイルの変質物がバルブ機構に詰まること により、停車状態からの発進ができなくなるおそれがある。
VW HPより引用
対策としては
全車両、トランスミッション制御コンピュータのプログラムを書き換える。
ディーラーに問い合わせたら、制御コンピューターのリプロをまだ行っていない車両のようで、リプロしてもらったら直りました。
このサービスキャンペーンは、リコール検索に車体番号を打ち込んでも該当かどうかの判別ができません。
ジェッタだけではなく幅広い車種で約12万台の規模で、サービスキャンペーンに該当してるので、同じ症状になった人はディーラーへ相談してみてください。
VWサービスキャンペーン通知書
こちらから該当しているかどうかを探せるので、みてみてください。
それにしても変な場所でこの症状になると、レッカーするのも容易ではありません。
これは早めにリプロしてもらったほうが得策です。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
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