長い人生において、1台きりの車を使い続けることということは出来るかどうかを考えてみました。
おそらく9割りがたは常識的に無理だと思います。
まず、免許を取得してから免許を返納するのが80歳だと仮定すると、免許保有年数は
62年間もある。この間同じ車に乗り続けるということははっきりって無理に近い。その理由の一つは部品供給がストップしてしまうということである。
車を長く使っている人の頭を悩ませているのが部品が製造中止になってしまうということ。こうなってしまうと何かを流用したり加工したりして取り付けないといけなくなる。修理がその段階になるとかなり難しくなってくるからだ。
大体国内自動車メーカーが部品を供給するのは8年ぐらいだと部品屋さんがいっていました。
ここから先は製造中止で、流通している部品だけで修理をまかなうことになってくる。その部品を使い切っちゃえば手に入らない。
ホンダのNSXはその特殊なキャラクターから部品供給を8年などということに決めないで、オリジナルのタイヤももっとながい期間製造するようにメーカーで力を入れている。
こういう動きをしている特定の車種に乗っていれば可能性は高くなってくるけれど、一生に一台しか乗らないということは部品が供給されないという理由でほぼ不可能だといえます。
現実的に一台の車を乗り続けるというのは30年間くらいが限度じゃないかなと。このあたりならなんとか町の車屋さんでも対応してくれると思います。
一生に1台しか乗らなかったなんて素敵なことですが、一生に2台しか乗らなかったということなら可能性はあると思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。