燃料系統でメンテナンスというと、何が思いつきますか?
一番メジャーなところでいうと、燃料フィルターの交換ですね。あとは劣化してきた燃料ホースを交換するなど。それでも車は使ってくると、燃料ポンプはへたってくるし、燃料系統のいろんなところに弊害が出てきます。
燃料が薄くなると、プラグが白く焼けるようになってきます。燃焼温度が上がって最悪はピストンに穴が開いてしまうという故障を引き起こしたりします。
昔の車のように頻繁にプラグを脱着するのなら、燃料がどういう状況にあるかがわかりますが、プラグを外すのにも一苦労な現代の車。
ますます燃料なんかノーメンテナンスになっていきます。
そんな燃料系のメンテナンスですが、僕は時々この添加剤をいれています。
いわゆる燃料添加剤の一つで、インジェクターや吸気バルブなどをクリーンにするものです。ガソリンスタンドで売っているハイオクにも同様な効果があると思いますが、ハイオク指定の車じゃないと入れる必要性がないでしょう。
リッターあたりハイオクとレギュラーの価格差は10円程度あるとすると、燃料を2回満タンにするとこの添加剤が買えてしまう。
毎回ハイオクを入れるか、それとも2回に1回添加剤を入れるか?
車の中にはガソリンタンクが鉄でできてる車もあるし、樹脂性のものもあります。樹脂性の燃料タンクにはサビは発生しませんが、金属製ならサビが発生することがある。
燃料タンクにある水分を除去するために水抜き剤を入れるといった添加剤は、昔ガソリンスタンドでかなり売られていました。ですが、最近はあまり見かけなくなりましたね。
粗悪なガソリン添加剤を入れると、逆に燃料ラインを詰まらせたりすることもあります。
今乗っている軽自動車はガソリンタンクが満タンでも30リットルちょいしか入らないので、半分で十分。
2回使うことができますね。
本来なら添加前と後でインジェクターを外してみればいいんですが。
インジェクターって個体差が激しい部品でもあります。何cc噴射するといった記載があるんですけど、同時に噴射させてみたらひどくバラツキがある。
当時エンジンチューニングをしていた、プロチューナーさんたちもこのバラツキには唖然としてしまった。自分たちが綿密にセッティングを施して、全てのシリンダーを均一にさせようとバランスを取っているのに、インジェクターの噴射量にバラツキがあっちゃダメダメでしょ?
オイルを入れすぎると、ブローバイガスが多くなり、それが原因でインジェクターを汚すこともあります。きちんとしたオイル交換・オイル管理をしていればいいんですけど、全開走行が多くなるとエンジンの内圧が高まってブローバイも通常以上に排出されます。
ブローバイキャッチタンクをつけてればいいけど、そのままだとインテークに戻されちゃうのでインジェクターが汚れてしまう。
インジェクタークリーナーはこういったこびりついた汚れを取り除くことを目的にされていますので、たまに添加するのがいい。
もう半分は家族が乗っているトヨタ車に入れました。
走行距離は2台とも5万キロに満たないけれど、年式は両方10年を超えてますからね。
たまには添加剤を入れるというのもいい。
添加剤を入れるならKUREがオススメです。
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フューエルワンもお勧めです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。