スバル

ハンドル切ったら異様な異音が出るというインプレッサ、その原因と修理代は?

本日も急な飛び込みご来店!もはや自分は普通の整備士ではなく、救命救急センターにいるような錯覚に陥ります。もちろん人命ではなく車ですけど。

いかに、急患を入り口で対処するか。もはやそこにしか今の自分の価値はないだろう。

本日の車はインプレッサです。症状は走っていてハンドルを切るとものすごい違和感があるという相談。

とりあえず、構内を走るくらいじゃわからないので、テスト走行をさせてもらいました。すると症状を確認。ハンドルに大きなジャダーが発生する時があります。

ふと思ったのが、この車のパワステってどっちだろう?電動になっていたっけ?

ハンドルを素早く切ったり、ゆっくり切ったりしても出ない時は出ない異音。

Dレンジに入れて走り出そうとする方が現象が確認できます。

間違いなくパワステの不具合だろうなと。

エンジンルームを開けてみると、おっ!油圧パワステか!

パワステフルードは下限を下回っています。

車の下回りを点検すると、そこまでジャジャ漏れではなさそうですが、ステアリングラックブーツがフルードで滲んでます。

多分、ブーツを外した瞬間フルードがダダ漏れするパターンです。

ということで、原因の一つはパワステラック。

ただ、走行距離や年式も考えて、パワステポンプも交換したほうがいいかなと。

試しにフルードを規定量まで補充して、エア抜きをしてみましたがそこまで症状は緩和されませんでした。

ということで、修理メニューはパワステポンプ交換、ステアリングラック交換です。

ステアリングラック交換が3.6時間、ポンプ交換が1.4時間。

仮にリビルトのポンプとステアリングラックを使ったとして、ちょうど10万円くらいの修理代になります。

油圧パワステは長年使ってくると、どうしても漏れてきたりします。

パワステフルードを交換する人も少ないんですが、交換しておいた方が絶対にいいです。スラッジが堆積していくと、ジャダーも発生しやすくなりますので。