あくまで個人的な見解になりますが、ボクはアイドリングストップ機能が苦手です。というか嫌いです(笑)
その理由はなんでかというと
と、子供みたいに3ついやいやを挙げてみました。
順を追って説明してみたいと思います。
これはそのままです。とにかく思ったときにパッと発進できないのがいやなんです。ぼくが乗っている車にはアイドリングストップがついていません。ですが、お客さんのアイドリングストップ車を納車、引取する際にはやはり違和感があります。
信号待ちなどならいいんですよ。変わる前にブレーキペダルを緩めてエンジンをわざと始動させるといった方法ができる。
ただ、交差点の右折時などでエンジンが止まったらいやでしょう。余裕があればエンジンをかけさせるようにしますが、渋滞時などでエンジンが止まったらいやな感じ。
これがまずいやですね。
アイドリングストップ車の中にはDCブラシレスモーターを使っている車両もあると思いますが、いくら長寿命化されていてもいやでしょう。
メーカーによってはECUでエンジンのアイドリングストップをモニタリングしているメーカーもあります。そして、セルモーターの交換をある回数がきたときに促す表示をするのです。
実際何キロくらい走ったらそうなるかは個体差がありますけど、普通に使っていて交換する必要がないセルモーターを消耗品として交換するという感覚がいまいちです。
おそらく交換費用はバカにならないでしょう。いくら低燃費をうたっても修理代でその差額がパァになる。
これもセルモーターと同じ理由です。こちらの方が現実的だと思うんですが、アイドリングストップ専用バッテリーは高いです。昔よりは安くなってきましたけど。
通常のバッテリーと比べて電気の出し入れに秀でているバッテリーなんですが、やはり寿命がきたら交換です。そうなったとき通常のバッテリーとの差額が問題ですよ。アイドリングストップで燃費がリッター1キロ伸びたとして、5年でバッテリーがダメになった。交換する差額がその燃費代を果たしてペイできているのか?
とここなんですよね。低燃費技術はいいんですけど、総合コストでどうなのかと。よく誰しもがハイブリッドカーを選ぶ時代になってきましたが、その車種のハイブリッドとガソリンエンジンの価格差を埋めるには走行7、8万キロを超えないとダメな場合が多い。
ですが、大半の人は7、8万キロ前に車を買い換えている。これじゃハイブリッドの意味がないじゃない。という本末転倒なものと同じケースですね。
もし自分の車がアイドリングストップ車だったら間違いなくキャンセルしますね。キャンセルスイッチをエンジン始動時に押すのが面倒くさかったら、裏技でアイドリングストップをキャンセルする方法もあったりします。
ボンネットを開けたらアイドリングストップしないは、ボンネットスイッチのカプラーを抜いちゃえばよかったりするのです。
アイドリングストップも進化してきているのは間違いないけど、推奨したいのはハイブリッドのアイドリングストップですね。あれはセルモーターじゃなくてハイブリッドモーターでエンジンを始動しますから。プリウスなどはセルモーター付いてないですからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。