Categories: エンジンマツダ

アイドリング不調になる原因

アンテナを修理したカペラワゴン。エンジンのアイドリング不調にてストールしてしまうから
あわせて修理してください。ということで再入庫してきました。
症状を確認すると、信号待ちのときにAT車なのにもかかわらずエンジンが止まってしまう。
平成10年式で5万キロ走行です。
この時期の車としては、電子制御のインジェクション。ある程度はきめ細かくECUによって
制御されている車両になります。このアイドリング不調はこんな感じでした。
アクセルを開いて走行→信号待ちによるスロットルオフ→吸入空気の低下→ECUがISCを作動→
アイドリング制御。となるはずなんですが、どうもISCの動きがいまいちっぽい。
よくある原因だなと。エアダクトをはずしてスロットルを確認するとやはりカーボンがかなり溜まっている。
スロットル上部にあるISCを取り外してみると、ISC自体にも相当なカーボンの付着が確認。
補正空気が追いつかないような状態に陥っていました。正確にいうと、補正された分の空気を
吸えない状態。あまりお金をかけて修理しないでくださいということなので、ISCをはずして
スロットルとISCをキャブクリーナーにて清掃しました。
キャブクリーナーNGの場合もありますが、これは駄目モトでオーナーの許可を得てISCを清掃。
アイドリングがある程度落ち着いたのを確認してパッキンを交換して試乗。

アイドルアジャストスクリューもついていたので、スクリューを取り外してポートを洗浄。
スクリュー自体も綺麗に清掃しました。

試乗をしている分にはストールを起こしたり、アイドリングが不安定になったということはなく
ほぼ直っていると思われます。一応冷感時なども試すために納車をしないで明日の朝エンジンをかけてみる。
そしてもう一度試乗に行ってOKであれば納車しようと思っています。
当然エアクリーナーを清掃してスパークプラグを全て外して各シリンダーの状態も確認済み。
アイドリング不調は距離を乗っていない年数の経っている車によく起こる。
たまにはスロットルを全開にして、エンジンの内部のカーボンなどを焼いてしまうなんて使い方を
したほうがいいというのは、こういうことですね。
完全燃焼に勝る燃焼はないですからね。

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