アイドリングストップと燃費の関係

世の中今は圧倒的にエコカーブームになっています。もうワカモノの自動車離れから始まり、地球温暖化などの異常気象に後押しされて、エコカーを出さずんば自動車メーカーであらずといった風潮だ。
しかし、ガソリンエンジン単体でどのくらい燃費を上げられるかというとまだまだである。
リッター30kmなんてモデルには大体がハイブリッドカーが名前を連ねてくる。

そのしたの20km台の自動車になってくるとアイドルストップ装置というものが搭載されてくる。
アイドルストップとCVTはもはや低燃費の必須アイテムになりつつあるぞと。
で、気になるのがアイドルストップだ。ハイブリッドカーであれば勝手にエンジンを停止してしまったりするわけでアイドルストップは日常茶飯事で行われる。ただ、ハイブリッドカーの場合ハイブリッドモーターをセルモーターとしても使用することが出来る。

リダクションセルモーターなどの始動性に比べればずっとスムーズだ。

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そりゃそうである。通常車のセルモーターはリングギヤの端っこにかみ合わせるようにミッションにボルト止めされている。
セルモーターに大電流を流して一気に回転させ、クランクをまわしてエンジンをかけるのだ。
クランクシャフトはバランサーがついているが、フライホイールが滑車としての役割を果たすには高速回転にならないとだめだ。なのでセルモーターでエンジンをかけるとみんながみんな、エンジンがかかっている!と認識できる。
ハイブリッドモーターでのクランキングはセルモーターのそれよりも圧倒的に滑らかだ。イメージ的にクランクシャフトの中央どんぴしゃを狙ってまわされるのだから当然だろう。

アイドリングストップは、補助バッテリーをそなえていたりします。信号待ちでアイドリングをストップさせれば燃費が向上する。確かに理屈はわかる。ただ、そんなにセルモーターを酷使していいのだろうか?
電気的な問題というか寿命的な問題だ。そんなこと自動車メーカーはとっくに考えているワイ!と思うけれど心配になってしまう。

モーターというものには大体ブラシというものがついている。これが減ってくるとアースが落ちなくて回らなくなっちゃう。ブラシは使っていくうちに減っていく。どこかのメーカーのスポーツカーのパワーウインドウモーターはブラシが短いのですぐに寿命が終わっちゃうなんて話もあるほどだ。

詳しく調べていないからなんともいえないけれど、もしかしたらブラシレスモーターを搭載しているのでは?
とも思ったが、セルモーターにブラシレスを搭載しているかどうかはわからない。
いずれにしろアイドリングストップ機能の車はあと何年か位したらいっせいに何かのトラブルが発生するか?
と、ちょっと不安になっているびびり整備士でした。

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