一般的にハイブリッドカーというと、エンジン内部にカーボンが溜まりやすいと考えます。
その理由は、エンジンを頻繁にかけたり停止したりを繰り返していて、全開にするような負荷がなかなかかけられないということ。
そして、最近のハイブリッドはモーターアシストが非常にパワフルなので、エンジンをあまり回す必要がないということ。
理屈は確かにわかりますが、実際はどうなのかなと。
うちの新車で買った新型シエンタハイブリッド、E-Fourの7人乗りですが、走行距離が通算5785kmまで伸びました。
ここらでエンジン内部の状態を一度チェックしてみようと思います。
新型シエンタに搭載されているエンジンは1.5Lの3気筒エンジンです。
ヤリスやアクアなどと同じパワーユニットです。一つ前のモデルは4気筒だったので、アイドリングが始まると、まあまあ振動や音は大きめかなと。
M15A-FXEというエンジンです。
このエンジンを実際に触ることは今回が初めてです。イグニッションコイルを固定しているネジは8mmになっていました。
そしてプラグのネジは14mmなので、通常のプラグレンチが使えません。
14mmのディープソケットで外します。
こちらがM15A-FXEに装着されているプラグ。
DILKAR6T8というNGKのプラグが装着されています。
長寿命を遥かに超えた超寿命タイプで20万キロで交換指示が出されています。
5000Km使っても摩耗はほぼ無しといったところでしょうか?
1番シリンダーに内視鏡を入れて、エンジン内部を点検してみました。
このようになっていました。
端っこの方に少しカーボンが出始めていますね。とはいえまだまだ綺麗な状態です。
前述した通り、ハイブリッドは普通のガソリンエンジンよりも、エンジンを停止している時間が長いため、カーボンデポジットが堆積しやすいと思います。
5000kmをめどにPEA配合の燃料添加剤を入れる予定です。
距離を乗ってくると、このエンジンもEGRが詰まったりするのかな?いろいろ対策を施していこうと。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。